京都の冬を快適に過ごす方法
Fathomのダニエル・シュワルツは、冬の京都を徒歩で巡りました。元日本の首都で暖かく過ごすコツをご紹介します。
京都は冬でも極端に寒くはなく(1月の最高気温は約7℃)、寺巡りやショッピング、絶え間ないお辞儀の合間に体を温める方法を知っておくと便利です。徒歩や自転車で街を巡るのが最も効率的なので、特に手足が冷える人や鼻水が止まらない人は、暖かい場所を上手に探すことがポイントです。
温泉で頻繁に裸になる
私はできるだけ温泉に入り、裸の付き合い(hadaka no tsukiai)を体験しました。最初は少し緊張しましたが、ほとんどが日本人の利用者で、暗黙のマナーがあるものの、常連の方々のやり方を観察すればすぐに慣れます。入浴前後のシャワー、石鹸は湯に入れない、熱湯と冷水を交互に使う、そして目を合わせないことが基本です。

炉端が見えたら、入浴のサインです。写真提供: 舟岡温泉
京都市内で唯一、かつ最も古い温泉である舟岡温泉に通いました。高級スパではなく、木彫りの装飾が施された更衣室と、庶民的な利用客が特徴です。金閣寺や大徳寺の近くに位置し、深夜1時まで営業しているので、飲み会の後に熱い湯でリラックスするのに最適です。
もう少し贅沢な体験を求めるなら、北へ30分の山間にある鞍馬温泉がオススメです。旅館内に屋内外の浴槽があり、特に屋外浴槽で星空を眺めながらの入浴は格別です。レストランやマッサージチェアも完備しています。

本家尾張屋の元の場所。写真: Barry Silver / Flickr

嵯峨野の精進料理店・芝月の食事。写真: ダニエル・シュワルツ
すすりながら暖まる
寒い季節にぴったりの食べ物はやはりスープ系です。京都駅の伊勢丹10階にある京都ラーメン麺街は、全国8地域のラーメンを楽しめるフロアで、行列ができるほど人気です。また、ベジタリアンラーメンのラーメン せんの風も、しっかり味付けされたチャーシューが入ったスープが絶品です。
蕎麦好きなら、1465年創業の本家尾張屋で日本最古の蕎麦を味わいましょう。寺院巡りの合間に、南禅寺順正で湯豆腐(ごまと味噌をトッピング)を温め、嵐山の天龍寺境内にある芝月の精進料理(豆乳鍋)で地元野菜の甘みを堪能しました。
飲み物は欠かさない
京都では3時間に1回は熱い飲み物を飲むのが理想です。カフェ、茶屋、さらには自動販売機のホットコーヒー缶まで、観光スポットのすぐ近くにあります。コーヒーは味よりもフォトジェニックな雰囲気が重視されがちですが、気分転換には十分です。特におすすめは、嵐山と東山にあるArabica、鴨川沿いのEfish(上階にギャラリーあり)、古い町家を改装したKarirengeです。
お茶はまた別です。高級な芸者がいるお茶屋は予算が必要ですが、手軽に楽しめる茶屋でも、上手に抽出されたお茶に和菓子(wagashi)を合わせれば、味覚と視覚の両方で満足できます。

嵐山のArabica。写真: ダニエル・シュワルツ

嵯峨野湯の店内。昔ながらの銭湯の雰囲気が残る。写真: ダニエル・シュワルツ
Ten Cafe & Shopは清水寺の麓にあり、店内で販売される美しい陶器が特徴です。鍵善良友は祇園の芸者街にあり、江戸時代から続く和菓子と抹茶を提供しています。嵯峨野湯は人混みから離れた古い銭湯を改装したカフェで、紅茶、コーヒー、パンケーキ、軽食が楽しめます。養生茶房は哲学の道のすぐ近くにあり、畳敷きの部屋から自家菜園の庭を眺めながらくつろげます。
夜になると、ヨラム酒バーの小さなカウンターで数杯の日本酒を味わいながら、オーナーのイスラエル出身のヤロムさんから日本酒の基礎を学べます。出発前夜に訪れた祇園二時では、和牛と金柑カクテル、ジャパニーズウイスキーがセットで提供され、チェック時には店主が折り紙で作ったオリジナルの折り紙が添えられました。京都での最後の夜にふさわしい、上品な締めくくりです。
さらに続く
奈良の美しいお辞儀鹿や、建築家の目で捉える京都の風景など、まだまだ見どころは尽きません。




