バミューダでスクーターを降りて、トゥイジーに乗る?
はじめに
ついにバミューダでもスクーターの代わりになる、可愛さが止まらない電動車が登場しました。記者のジェシー・オックスフェルドが実際に乗ってレポートします。
雨がぱらつく灰色の午後、バーのカウンターで店員と雑談していたら、私たちが島の反対側にいることを聞かれました。「どうやってここに来たの?」と。
それが、今回のポイントです。
バミューダの交通事情のジレンマ
バミューダは、米国東海岸から約665マイル、カリブ海の最寄り諸島からは約1,000マイル離れた、大西洋上の温暖な島です。ニューヨークからは飛行機で約90分というアクセスの良さが魅力ですが、到着すると交通は意外に不便です。
レンタカーは原則禁止、タクシーが主流、長年の唯一の個人移動手段はレンタルモペッドでした。左側通行や狭く急な坂道に慣れない観光客は、怪我をするか恐怖で動けなくなるかのどちらかでした。
電動ミニカー「Renault Twizy」登場
昨年末、バミューダ議会は観光客が小型電気自動車「Renault Twizy」を運転できる法律を可決。Twizyは屋根のない、丸みを帯びたミニサイズのゴルフカートのような車です。現在、ハミルトン・プリンセスホテル前の駐車場で「Current Vehicles」社が貸し出しています。
定員は2名、荷物を入れるスペースはほとんどありませんが、モペッドより安全で、タクシーだけでは行けない景色の良いバーやビーチへの短時間の立ち寄りが可能になります。
Twizyで巡るバミューダ旅行
バミューダ観光局は記者団を招き、Twizyで島内を体験させてくれました。宿泊はハミルトン・プリンセスの近くにある、エクスパット家が所有する「Dreamscape Cottage」へ。ハリントン・サウンドを見渡すプールデッキ付きの静かな場所です。
Twizy用の充電ステーションがあるため、好きな時に好きな場所へすぐに移動でき、タクシーは空港からホテルまでの往復だけに限定されました。
観光局の担当者ジル・ディルと共に、ピンクサンドのビーチ、歴史的な植民地都市、ローレン・ブティックホテル、灯台、クリスタル・ケイブなどを巡りました。ガイドはユーモアたっぷりで、自然の驚異を楽しませてくれました。
マーカス・サミュエルソン氏が経営するレストラン「Marcus'」でのディナー、エルボービーチリゾートでの海を望む朝食、島内各地で味わうバミューダ産ロブスターや魚介スープも堪能しました。
Twizyの走行感覚と注意点
Twizyは「強化版ゴルフカート」と考えるとイメージしやすいです。電動モーターは車ほどの加速はなく、坂道でのスタートはややゆっくりです。ブレーキは油圧式ではなく、慣れるまでに時間がかかります。
乗車位置はドライバーの後ろに乗客が座り、足がドライバーのフレームに巻きつく形です。側面に窓がないため雨天時は濡れますが、晴れた日には海風を感じながらBluetoothで音楽を流し、幅約1.2メートルの狭い道路でも楽に走れます。
左側通行に慣れるコツは、運転席が車体の中心に近い点です。通行車両が幅広のバスやトラックでも、狭い路地をスムーズに抜けられます。バミューダの住民は「かわいいね!」と手を振ってくれるので、旅の雰囲気も一層楽しくなります。
レンタルはおすすめか?
Twizyは1日約100ドルと決して安くはありませんし、空港からの往復はやはりタクシーが必要です。また荷物はほぼ積めないので、食料や買い物は別途タクシーを利用する必要があります。
しかし、数時間のレジャーやサンセットカクテルへの移動には最適です。車を借りる感覚ではなく、旅行中の「ちょっとしたお出かけ」用に利用すれば、バミューダの風景を自分のペースで楽しめます。
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