誰もが名前を知るストリップクラブ、撮影は禁止
概要
アトランタ・ジョージア州にあるクレモン・ラウンジは、アメリカでも屈指の個性派ダイブバーです。1960年代に閉鎖されたクレモン・モーターホテルの地下から始まり、今も変わらぬ壁紙と木製パネルがそのまま残っています。ここでは実在するストリッパーが日常的にパフォーマンスを披露し、地元の常連客から遠方の有名人までが足を運びます。
歴史とオーナーシップ
1965年に開店したクレモン・ラウンジは、数度のオーナー交代を経て現在はトレイシー・ブラウンとカティ・マーティンが経営しています。二人は2000年に前オーナーのマック(Mac)から引き継ぎ、当時はバーテンダー兼マネージャーとして働いていました。マックはバーをバーガー、ブールバレエ、ストリップバーと様々な形態に変えながらも、常に「変わらない」ことを大切にしてきました。
雰囲気と客層
平均年齢は約53歳と高めですが、21歳の若手ダンサーや60代の伝説的ダンサー「ブロンディ」も在籍しています。客層はジョージア工科大学のフラタニティの学生から、ブルーカラー労働者、ヒップスター、シフト後のバーテンダーまで多彩です。客はダンサーを単なるパフォーマーとしてではなく、友人や仲間として接し、ステージ外でもバーで会話を楽しんでいます。
文化的影響と有名人エピソード
クレモン・ラウンジは多くのバンドの出発点となり、楽曲やミュージックビデオに頻繁に登場します。アンソニー・ボーディンやマーガレット・チョーといった著名人も訪れ、店の知名度をさらに高めました。ダンサーは個性的で、ブロンディは胸でビール缶を潰し、ポーシャはリトル・ボーピープの衣装で登場、キャッシーは乳首に火を灯すなど、ハンター・S・トンプソンの言葉「奇妙になると、奇妙な者がプロになる」に相応しい光景が繰り広げられます。
地域と将来像
クレモン・ラウンジが位置するポンシー・ハイランドは、インマン・パークとバージニア・ハイランズの間にある小さく忘れられがちなエリアです。かつては荒れた街区でしたが、現在はポンシー・シティ・マーケットの再開発や、上階のホテルがブティックホテルに生まれ変わるなど、再活性化が進んでいます。高級ステーキハウスの出店も予定されており、近隣の変化がクレモン・ラウンジにどのような影響を与えるか注目されています。
それでも変わらないのは、クレモン・ラウンジが「変わらない」こと自体です。アトランタ独自の存在でありながら、誰もが自分らしさを保ち続けられる普遍的な空間として、多くの人々に愛され続けています。




