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サラ・マルキスが語る冒険哲学と精神的旅路

サラ・マルキスは、幼少期に犬と洞窟探検をしたことがすべての始まりだと語ります。スイス・モンセヴェリエで、8歳のある午後、家族に行き先を告げずに出かけ、洞窟でコウモリに囲まれながら一夜を過ごした経験が、彼女の探検魂を芽生えさせました。

冒険の軌跡

17歳でトルコ・中央アナトリアを馬で横断し、20世紀末にはカナダ国境からメキシコ国境まで4か月と6日間歩きました。この旅では、初めて逮捕されるという障害も経験しています。その2年後、オーストラリア大陸を8,700マイル、17か月かけて歩き、続いてアンデス山脈を4,350マイル、8か月で横断しました。

2010年6月20日、38歳のときにシベリア・イルクーツクを出発し、単独で南へ向かい、2013年5月17日にオーストラリアのヌラルボー平原に到着するまで、ほぼ3年にわたる過酷な旅を完遂しました。この壮大な探検は、自然と人間の関係を再考させる貴重な体験として世界の注目を集めました。

インタビュー抜粋

冒険はどのように始まったのか

Andrew: 冒険のきっかけは何ですか?

Sarah: 常に内側にあります。好奇心が止まらず、スイスの森に今でも胸が高鳴ります。ニュージーランドでの4日間の歩行旅行では、雨の中で自然と一体感を覚え、すべてが不完全でも完璧に感じられました。

自然と人間の関係

「自然と人間の間にあるものを深く理解しなければ、生き残れません。気候変動への知的解答だけでは不十分です。今すぐ行動し、個々が考え方を変える必要があります。」と語ります。

シベリアからオーストラリアへの歩行の発想

ヴェヴェイの有機ショップでモンゴル草原の大きな写真を見た瞬間に、心が惹かれたと語ります。

準備と資金調達

2年間の準備期間と3年間の実行期間。リビングルームに貼り付けたポストイット、地図、装備リストで「混沌とした部屋」を作り上げました。数百種のオーストラリア植物を学び、言語や地形、過去20年分の気象データもチェック。知識は自信につながり、実際にすべてを使うわけではなくても心の支えになります。

性別への問いかけ

「女性であることを誇りに思っていますが、時に男性の筋肉や髪が欲しいと感じます。ゴビ砂漠では性別は関係なく、内なる強さが重要です。」と答えました。

キャンプ選びと夜の過ごし方

モンゴルや中国では、午後4時までに風を防げる凹地や隠れ場所を探します。足跡や動物の痕跡を確認し、安全を確保。夜はコンデンセーションバッグで水を集め、簡易ティーを作りながら周囲の音に耳を澄ませました。

女性単独での旅のリスク管理

服装やテントは地形と同化させ、火は起こさず、足跡も残さないようにしています。現地の文化や歴史を事前に研究し、中国では女性単独が売春婦と見なされるリスクを認識し、常に隠れる戦略を取ります。

動物との“基本的なつながり”

ゴビでオオカミの遠吠えを聞いたとき、恐怖ではなく「領域へのメッセージ」と受け止め、冷静に対処した経験を語ります。パタゴニアでの山猫との遭遇でも同様です。

挫折と精神的な洗礼

最初の6か月は「洗濯機に入れられた」ように心身が痛み、家族の声が頭に鳴り響きます。しかし、徐々に雑音が消え、自然と調和した状態へと移行します。その瞬間が真の目的地です。

食料とサバイバル技術

風向きを読み、砂嵐や雪嵐を予測。ウサギはスリングショットとワイヤーで捕獲し、野生のタマネギでビタミン補給。水はコンデンセーションバッグや夜間の露を集めて確保しました。

TEDトークとナショナルジオグラフィック賞後の変化

幼少期に雑誌を買うためにスイスフランを稼いだ経験が、夢は決して大きすぎないと教えてくれました。賞の受賞は、あの小さな少女を呼び戻すきっかけとなりました。

次なる挑戦

2015年5月、オーストラリア北部のキンバリー地域を横断する計画です。道路がなく、先住民は海岸部にしか住んでいません。マチェテと小さなパックだけで4か月ほどかけて挑みます。

危険はありますか? 「むしろワクワクします。人間がいない自然が全てを試す場です。クロコダイルの渡河や食料確保の準備は、20年の経験が支えています。」


サイドトラック・ボリューム3では、サラがゴビ砂漠でオオカミと遭遇したエピソードが掲載されています。ぜひご購入ください。


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