子どもの耳の痛みを和らげるフライト時の7つの対策
上昇・降下時の圧力変化は子どもにとって特に辛い
着陸時に赤ちゃんが泣き叫んでいるのは、単なる不機嫌ではなく、耳の圧力が均等にならず激しい痛みを感じている可能性があります。2007 年の調査によると、子どもの 22% が飛行中の圧力変化で鼓膜障害を起こすのに対し、大人は 10% にとどまります。気圧の変化は、耳と外部をつなぐユースタキア管で調整されますが、乳幼児はこの管が未発達で、圧力平衡がうまくいかず痛みを生じやすいのです。
離着陸時はスナックや飲み物で嚥下を促す
噛む・飲み込む動作はユースタキア管を開くのに効果的です。乳児は授乳や哺乳瓶で吸うことで圧力が速やかに均等になります。幼児には小さなスナックやストローで飲む飲み物、離着陸時にガムを噛ませると良いでしょう。
鼻づまりを解消する
鼻が詰まっているとユースタキア管が閉じやすく、耳の圧力調整が妨げられます。年長児には鼻をかませ、赤ちゃんには生理食塩水スプレーで鼻腔を清潔に保ちましょう。抗ヒスタミン薬や鼻炎用スプレーは効果が不確かなので、使用する場合は医師の指示に従い、離着陸30分前に適切な量を投与してください。
おしゃぶりやロリポップで吸う動作を利用
吸う動作も嚥下と同様にユースタキア管を開く助けになります。幼児であればハードキャンディ、乳児であればおしゃぶりを用意すると効果的です。
泣かせても大丈夫
泣くことで自然に耳管が開きやすくなります。多少の泣き声は耳の圧力を緩和する手助けになるので、可能であれば我慢して泣かせてみましょう。
軽い体操で圧力を調整する
大きくあくびをさせたり、口を大きく開けさせたり、鼻をつまんで息を吹き込む「バルサルバ法」を試すと、耳管が開きやすくなります。
赤ちゃんは起きている状態を保つ
睡眠中は嚥下やあくびが減少し、圧力調整がうまくいきません。離着陸時は赤ちゃんを起こした状態に保ち、飲ませる・おしゃぶりを使うなどして耳の負担を減らしましょう。
耳の感染症が疑われる場合は事前に受診
耳感染症の症状がある子どもは、フライト中に鼓膜が破れるリスクが高まります。出発数日前に小児科医を受診し、必要に応じて抗生物質治療を受けてから旅行を計画してください。




