学んだ教訓:火山、ヒンドゥー寺院、そしてゆるやかな旅
デジタルノマドとして、仕事を持ち歩きながら壮大な旅に出ることにしました。出発はラスベガス、そこからカリフォルニア沿岸を巡り、ツーソンへ、メキシコ、そして中南米へ。続いてニュージーランド、オーストラリア、アジアを経て、最終的にヨーロッパへ戻るルートです。
旅立ち前に、最近起きた出来事がすでに貴重な教訓をもたらしてくれました。
教訓 1:自然の力は逃げ切れない
アイスランドのエイヤフィヤトラヨークトル火山が噴火し、6日間にわたって英国上空が灰の雲で覆われ、ヨーロッパ各地の空港が運航停止に追い込まれました。この遠く離れた出来事は、私たちの世界ツアー開始直前に起こり、米国での最初のスケジュールを延期・再予約・再編成せざるを得ませんでした。自然はサプライチェーンをも止め、スペインの倉庫では野菜が腐り、アフリカの空港でオランダへ向かう花がしおれ、中国の工場はドイツ製部品の不足で稼働停止に追い込まれました。何千人もの旅行者が足止めを受けました。
しかし、柔軟なライフスタイルが救いでした。旅の途中で計画を変更し、今いる場所で「そこにいる自分」を受け入れることができました。瞬間を楽しみ、ペースは自分で決める――これがノマドの哲学です。
教訓 2:探検のチャンスを逃さない
ロンドン滞在の残り1週間で、私たちは北ロンドン・ニアスデンにある「シリ・スワミナラヤン・マンドル」(通称ニアスデン寺院)を訪れました。
インドで設計され、5,000トンものイタリア産カララ大理石とブルガリア産石灰岩が26,000個の部品に分割されて日本へ輸送され、1,000人以上のボランティアが組み立てました。異国情緒と同時に、ロンドンの多文化性にぴったり合う建築は、私たちに新たな冒険心を呼び覚ましました。
3年の延期を経て訪れたこの寺院は、強く印象に残ります。「何かが呼びかけてきたら、必ず足を運ぶ」――それがノマドライフの本質です。
教訓 3:手放し、軽く旅する
1年にわたる放浪を計画すると、実際に必要なものが見えてきます。2006年にイギリスへ到着したときはバックパックだけでしたが、今では引っ越しトラック1台分の荷物を抱えているかのようです。そこで、75リットルバックパックへの挑戦を始めました。
無駄な衣類や装飾品、余分なジーンズ、好きだったマグカップ、ブレンダー、ステレオ、テレビなどを手放し、必要最低限のパンツ、シャツ、ジャケット、靴下、下着、そして頑丈な靴だけに絞ります。
快適さと呼ばれる多くは実は不要なもの。所有物を減らすことで、日常の基本に感謝し、旅先での小さな便利さがより価値あるものに感じられます。今後も旅を続けながら、さらなるミニマリズムを模索していくつもりです。




