砂漠の熱と山の嵐
足元には黄土色と金色の微粒子がまぶしく広がる。何千年もの風雨に削られた砂粒は、粉やほこりのように軽く感じられるが、周囲には何百メートルもの高さの塔や壁が同じ砂から彫り出されている。北へ1,000km離れたピレネー山脈は真冬の姿を見せ、スキーや登山者が凍った斜面や深いパウダーを楽しんでいる。一方、アンダルシアでは眩しい光と砂漠の熱、そしてコオロギの鳴き声が響く。
水探しと仲間の助け
正午になると、犬のウィップが暑さに弱り始め、水の消費も予想以上に早くなる。標識で示された湧き水を目指して分岐路を下るが、そこには乾いた泥と数匹のカエルだけが残っていた。
上りながらKomootのマップで水源を確認すると、最寄りは20km以上離れていることが判明。カルロスが車まで戻り、水筒を満たして再び合流することを提案した。
化石と自然の息吹
地形は常に変化し、光の反射がアマイアとリサの目を引く。彼女たちは地面をくまなく観察し、微小な化石の破片を見つけ出す。その多様な形状や色彩、そして先史時代の起源に胸を打たれ、私たちはこの星の歴史のほんの一瞬に過ぎないことを実感する。化石は撮影だけに留め、元の環境に残す。




夕暮れのディナーと友情
太陽が低くなると、星空が無数に輝く夜を期待しながら、キャンプストーブで料理できる平らな場所を探す。次のカーブを曲がると、カルロスが開いたトランクの横に冷たい水の入ったジャグを置いて待っていた。全員が水を飲み干し、続いて近くの市場で買った新鮮なパン、ハム、チーズ、オリーブのスペイン風盛り合わせがテーブルに並ぶ。カルロスの笑顔は、仲間全員、そしてウィップの心も掴んだことを物語っていた。
バッドランズへの挑戦
翌朝は予想より遅く出発し、朝の冷えが足取りを鈍らせる。1時間ほどで「バッドランズ」と呼ばれる荒れ地に入る。深い峡谷、急斜面、スイッチバック、そして無数の小川が、70年代のスパゲッティ・ウェスタン映画のような壮大な光景を描く。
トレイルを終えると、次の日の目的地であるゴラフェ砂漠の「セロ・ハバルコン」の巨大な姿が遠くに見える。孤高のモノリスが砂漠の中に堂々と立ち、私たちを呼び寄せていた。



山岳クライミングと突如の怪我
砂漠の熱と光が和らぎ、緑豊かな森林が目の前に広がる。松やローズマリー、野生タイムの香りが朝の暖かさと共に漂う中、私は単独で光が差し込む道を歩く。上空からはスペイン語の歓声が聞こえ、セロ・ハバルコンの南壁に張り巡らされた数百本のスポーツ・トラディショナルルートが目に入る。
友人たちと山頂で合流するため急ぎ足で進むと、突風が近づく。足元の緩んだ岩が崩れ、膝に激痛が走る。すぐに仲間に連絡し、彼らはすでに完璧な山小屋の場所を確保していたが、私だけは登れないと伝える。雨が激しくなる中、全員が装備と犬を抱えて急いで避難場所を探す。
前日に見つけた白壁の洞窟住宅を予約し、運と因果に身を委ねて電話をかけると、30分後に木製のソファに座り、薪で焼いたピザとビールを手にした。ベッドまで20メートルの距離さえも遠く感じ、まるで麻酔が効いたかのように眠りに落ちた。
朝が来て空は澄み渡り、ストーブに火をつける準備が整う。







