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塩を求めて旅した結果、ニューヨークで自家製フレーク塩を作った話

旅の動機

タークス・カイコスとニューヨークを行き来する私。実は塩のために旅行したわけではなく、赤唐辛子のフレークを求めているのだ。ナポリやシリア、スリランカ、チリで手に入れた山ほどの唐辛子を使い切るのに、三つの生涯が足りないくらいだ。

しかし、昨年の初夏、タークス・カイコスへの旅行で、海水を持ち帰り、ニューヨークの自宅で塩を作ろうという奇抜なアイデアが生まれた。

海水の持ち帰り

Grace Bay Club のシェフ、ヴォルフガング・フォン・ヴィーザーが作るチョコレートとポルチーニ茸風味の塩を味わったとき、彼が「海水で作っている」と教えてくれた。「自家製の塩?」と聞くと、すぐに協力してくれた。

翌日、タークス・カイコスの海で泳ぎながら、どうやって自分の部屋で塩を作るかを思案した。まずは水を持ち帰ること。ヴォルフガングは空のボトルと、しっかり蓋を閉めるためのテープをくれた。漏れたスーツケースやシルクドレスを心配したが、ジップロックの大きなバッグが助けになった。

水を持ち帰る準備。

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フライト前の様子。

水の乾燥と失敗

次のステップは水を乾かすこと。理論的には、ボトルをカウンターに置いて三か月放置すれば自然蒸発するはずだが、夫にとっては大きな迷惑になるのでおすすめできない。代わりに、寝室の窓際にクッキーシートやベーキングパンを並べ、そこに薄く海水を注いだ。

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窓際に広げた海水。

しかし、一週間たっても塩の粒はほとんど残っていなかった。蒸発は進んでも、結晶がほとんどできなかったのだ。

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一週間後、まだ塩は見当たらない。

プロに相談、オーブンで結晶化

料理人の友人に相談すると、「オーブンしかダメよ」 とアドバイスされた。そこで、海水を9枚のクッキーシートから3つのガラスボウルに移し、最低温度に設定したオーブンに入れ、約一週間にわたって加熱した。

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数日後のオーブン内。底はまだ少し湿っている。

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自家製タークス・カイコス塩(パヴィア)

完成と感想

結果は成功した。1316マイル(約2120km)離れた場所から持ち帰った4リットルの海水から、約3/4カップのフレーク状塩ができた。

シェフの作る塩ほど繊細ではないが、独自の風味があり、スパゲッティが格段に美味しくなる。自分で作った塩は、旅の最高のお土産になるかもしれない。


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