トリウンドトレッキング:知っておくべき全情報
ダラムシャラやマクロードガンジを訪れる観光客のほとんどが、トリウンドトレックを必ず体験したいと考えています。ヒマーチャル・プラデーシュ州の人気スポットのひとつで、旅行者のウィッシュリストに欠かせない場所です。
友人が「ダラムシャラに何度も来ているのに、トリウンドに登ったことがないの?」と驚いたことを覚えています。私が「メインストリームすぎるから」と答えると、彼はさらに驚いていました。
2020年12月、ミニ・イスラエルと呼ばれるダラムコットに1週間滞在したとき、思い切って挑戦することにしました。人混みを避けるため、できるだけ短時間で登ることを目標にしました。
ホステルのマネージャーに「トリウンドはどれくらい時間がかかりますか?」と尋ねると、彼は「普通は4〜5時間です」と答えました。そこで私は「最短でどれくらいですか?」と再度質問。
「1時間30分です!」と返事があり、即座に挑戦を受け入れました。
翌日、同僚のサンジーブ(当時は同じ施設の管理者、今は親友)と一緒に、1時間30分以内でトリウンドへ到達するべく走り出しました。
トリウンドトレックの概要
ヒマーチャル・プラデーシュ州で最も人気のあるトレッキングコースのひとつで、ヒマラヤの中でも比較的簡単なルートとされています。カングラ渓谷と雪に覆われたダウラダール山脈の絶景が楽しめ、インスタ映えスポットが多数あります。
ガイドや仲間を雇う必要はなく、標識も整備されているため、ソロでも安心して挑めます。デリーやチャンディーガルから週末旅行で訪れることも可能です。
トリウンドまでの道のりは短く(ダラムコットから約9km、マクロードガンジから約11km)ですが、かなり急な上り坂です。途中、ツツジやオークの木が見られ、マギーポイントで軽食を購入できます。
人気が高いため週末は混雑しがちです。静かな環境で歩きたい場合は平日やオフシーズンの訪問をおすすめします。
マクロードガンジではチベット系移民の文化も体験できます。

所要時間はどれくらい?
一般的な観光客はダラムコットからトリウンド頂上まで約4時間かかります(マクロードガンジからダラムコットへはさらに30分)。私自身は途中で止まらずに1時間30分で到達しました。走るのではなく、やや速めの歩調で進んだだけです。
地元のガイドは50分以内、ある人は45分で登頂できると主張しています。
普通の観光客が写真撮影や休憩を入れると4〜5時間程度かかります。だから、ダラムコットは朝9時までに出発するのが理想です。早く登頂すれば、頂上で過ごす時間も増え、下山も余裕で戻れます。
下山は上りの約半分の時間で完了します。

出発地点はどこ?
出発はダラムコットからです。ダラムコットはマクロードガンジから約2km、ダラムシャラから約4kmの位置にあります。
多くのトレッカーはZostel(ダラムコット)を拠点にし、そこから800mほど歩いてガル・デヴィ寺院へ向かいます。寺院のすぐ隣にトリウンドチェックポイントがあります。
チェックポイントでは、プラスチックや薬物、アルコールの持ち込みがないか確認されます。チェックインの最終時間は午前11時30分です。迂回路もありますが、公式ルートの利用が推奨されます。

アクセス方法
ダラムコットへはデリー、チャンディーガル、アムリトサルなど主要都市からバス(普通バス・高級ボルボ)が頻繁に運行しています。ダラムシャラ/マクロードガンジからは共有タクシーや個人タクシーで簡単にダラムコットへ向かえます。
自家用車で行く場合は、パタンコート(パンジャブ)から約2時間半のドライブです。道路は一年中整備されています。
冬季は雪が降りますが、ダラムシャラまで雪はほとんどありません。ダラムシャラからダラムコット(6km)区間で雪や氷の斑点が見られ、トリウンド全体は1〜2フィート(約30cm)の積雪があります。
宿泊施設はダラムシャラ、マクロードガンジ、ダラムコットにさまざまな予算向けが揃っています。

7月・8月でも開いているか?
トリウンドは通年オープンしていますが、モンスーン期(7月・8月)は道路が滑りやすく危険になるため、訪問はおすすめしません。チェックポイントを午前11時30分までに通過すれば、365日トレッキング可能です。
ベストシーズン
おすすめは3月〜6月、9月〜11月です。冬の雪景色を楽しむために、12月から2月にかけても多くのトレッカーが訪れます。

ヒマーチャルで人気の理由
数日間の長期トレッキングが必要な他のルートと違い、4〜5時間で山頂に立てる手軽さが魅力です。山頂からはカングラ渓谷とダラムシャラ・マクロードガンジ・ダラムコットが一望でき、晴れた日には遠くのクリケットスタジアムまで見渡せます。
さらに、ムーンピーク、インドラハル・パス、ライフルホーン、アーサーズシートなどの名峰も遠くに見えるため、写真映え間違いなしです。

道中で期待できるもの
岩場や断崖絶壁、インスタ映えスポットが多数あります。松林やツツジの花が咲く季節は特に美しく、春・夏は色とりどりの花がトレイルを彩ります。
トリウンドは「仏教の町から出発し、緑豊かな森を通り抜け、樹木帯の終わりで壮大なリッジに到達する」体験と表現できます。
夕暮れ時の景色が特に人気で、宿泊テントを張って星空とサンセットを楽しむ人もいます。下山途中でも夕焼けを眺められるポイントがあります。

下山時にサンセット後のダラムコットを眺めるのもおすすめです。

トレイルの具体的な距離と所要時間
- ダラムコット → ガル・チェックポイント:800m
- ガル・チェックポイント → マジック・ビュー・カフェ:2.70km
- マジック・ビュー・カフェ → トリウンド頂上:2.10km
- 総距離:5.60km
- 頂上まで:4〜5時間、下山:2〜3時間
朝早く出発すれば、頂上で過ごす時間を十分に確保できます。上りは日向側を歩くため、途中で水が補給できるポイントは限られますが、必ず水筒を持参してください。

持ち物リスト
食料はマギーやペプシだけに頼らず、エネルギーバーや軽食を持参すると経済的です。販売者は輸送コストのため価格が倍以上になることが多いです。
バックパックはチェックポイントでプラスチックの量が検査され、帰りにも再チェックされます。違反があれば罰金が科せられるので、必ず持ち帰りましょう。IDカードの提示が必要です。
天候に関係なく山頂は風が強く寒いため、防寒具を忘れずに。夏季の昼間は16〜25℃、山頂は約10℃です。夜間は5〜8℃に下がります。秋冬はさらに低温になり、最低1〜2℃になることもあります。
現在はキャンプは原則禁止されており、無許可でテントを張ると罰則があります。以前は許可が必要でしたが、風に強いテントと寝袋が必須でした。
トイレは設置されていないため、簡易トイレ用品も持参してください。
トレッキングシューズ:足元が不安定なヒマラヤの道でも快適に歩けるものを選びましょう。
小型バックパック(20〜30L):耐久性のあるストラップとフレーム付き、レインカバーが必須です。
高山用薬:高度が約2800mと低めでも、息切れやめまいが出る場合はアセタゾラミドを携帯。
ウィンドチェイターまたは軽量フーディ:山頂は風が強く、体感温度が下がります。
防寒ウェア(冬季):日中でも10℃以下になることがあるため、ウールやフリースを用意。
その他必需品:サングラス、キャップ、手袋、バラクラバ、ヘッドランプ(夕暮れ撮影用)、トレッキングポール(初心者向け)。




