ハンプタ・パス・トレッキング完全ガイド
ハンプタ・パス(ハムタ・パス)トレッキングの日程やルートマップ、ツアー料金などを知りたい方へ。この記事では、主な観光スポットやベストシーズン、必要な体力まで、初心者から中級者まで役立つ情報をまとめました。
目次- ハンプタ・パス概要
- ハンプタ・パス・トレッキング日程
- Day 1: マナリ → チッカ
- Day 2: チッカ → バル・カ・ゲラ
- Day 3: バル・カ・ゲラ → シェラ・ゴル
- Day 4: シェラ・ゴル → チャンドラタール
- Day 5: チャンドラタール → マナリ
ハンプタ・パス概要
ピル・パンジャル山脈に位置し、標高4,270mのハンプタ・パスは、クル谷のマナリとラフール・スピティ谷のチャンドラタールを結ぶ重要な峠です。名前は、パスの麓にあるハンプタ村に由来しています。夏季には羊飼いが高地の牧草地を求めて訪れることもあります。

トレッキング日程の種類
有料ツアーでは主に4日間コースと5日間コースの2種類があります。4日間コースはチャンドラタールまで行かず、マナリからハンプタ谷のゼロポイント(ジョブリ)へ向かい、ハムタ・パス越えの後、チャトゥへ戻ります。5日間コースは4日目にチャトゥからチャンドラタールへ移動し、1泊した後にマナリへ戻ります。

Day 1: マナリ → チッカ
(マナリ→ジョブリ(車で1時間)、ジョブリ→チッカ(徒歩3〜4時間))マナリからジョブリへ向かう道中、旧クル―マナリ高速道路沿いのプリニやセタンを通過します。セタンでは最後の買い物スポットがあり、チョコレートやビスケットを購入できます。ジョブリで車を降りたら、川渡りと松・白樺の森林トレイルを抜け、チッカのキャンプ地へ向かいます。キャンプ地の近くに滝があることもあります。

Day 2: チッカ → バル・カ・ゲラ
(チッカ→バル・カ・ゲラ、6〜7時間)チッカを出発し、ハムタ川に沿って広大な高山草原へ登ります。途中で羊飼いの小屋に出会うことがあり、ティータイムを楽しめる場合があります。バル・カ・ゲラは多くのツアーで2泊目のキャンプ地となり、晴天時はパス全体を見渡す絶景が楽しめます。

Day 3: バル・カ・ゲラ → シェラ・ゴル
(バル・カ・ゲラ→ハンプタ・パス→シェラ・ゴル、7〜8時間)標高4,000mを超えるため、酸素濃度の低下と急な上りが続きます。バル・カ・ゲラからパスまでは約4時間。パス上からはドゥラーダル山脈やインドラサン峰のパノラマが望めますが、風が強く寒いため長時間滞在はしません。その後、ラフール谷へ下り、シェラ・ゴルのキャンプ地は本トレッキングで最も景観が美しい場所です(晴天時)。

Day 4: シェラ・ゴル → チャンドラタール
(シェラ・ゴル→チャトゥ→チャンドラタール、7〜8時間)シェラ・ゴルからは岩と砂礫が広がる下り坂が続き、チャンドラ川の左岸を歩きます。チャトゥに到達したら、そこから約46kmでチャンドラタール湖へ向かい、湖畔で1泊します。湖はキャンプ地から1.5〜2kmの位置にあります。
※自力でスピティ谷を訪れたい場合は、チャトゥからカザ行きのバス(HRTC)や相乗りジープを利用できます。

Day 5: チャンドラタール → マナリ
(チャンドラタール→マナリ、約5時間)朝、チャトゥへ戻り、バタルへ向かいます。バタルはマナリ‑スピティルートの休憩スポットで、食事処が多数あります。その後、グラムフー、ロートゥン・パスを経由し、ソラン渓谷を抜けてマナリに到着します。

シーズンと気候
ハンプタ・パス・トレッキングは4月下旬~5月に開始し、10月まで開山しています。10月以降は積雪で通行不可能です。モンスーン期は公式に開いていますが、雨や滑りやすい路面のリスクが高いため推奨されません。ベストシーズンは5月、6月、9月です。
見どころと自然環境
道中は滝、岩壁、湖が点在し、広葉樹(ツツジ)と松林の森を通ります。ラフール・スピティに入ると草原は少なくなり、岩が多い荒涼とした景観が広がります。希少動物としてヒョウ、アイベックス、ヒマラヤスミキツネ、ムスクシカ、ヒマラヤブルーシープなどが観察できることもあります。
体力と難易度
標高4,200m以上の高山を登るため、ある程度の体力は必要です。2日目・3日目・4日目はそれぞれ7〜8時間の歩行があり、上下起伏が続きます。1日目は比較的軽めで2時間程度です。中級者や体力に自信のある初心者に適したコースと言えます。




