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スロートラベルの喜びとは

最近、論理的に自問自答していた。"なぜ自分は旅行者と呼ばれるのに、友人や多くの人々を観光客と呼んでしまうのか?"

同じ道を歩き、似た風景を体験し、同じように現地の人々と出会うのに、なぜこの区別が生まれるのか。『旅行者』という言葉に何か特別な魅力があるのだろうか。

スロートラベルの喜びとは

答えは数日前、旧友との会話の中で自然に見えてきた。彼は6か月後に結婚予定で、結婚式の準備に追われて残業続きだった。そんな中、私は「ヒマラヤで短いバイク旅はどうか?」と提案した(『短い』という言葉は必ず付けた)。彼の第一声は「どれくらい?出発と帰着の日程は?」だった。

少し考えてから、私は週末から始める理想的な日程とルートを口頭で示した。「今度の金曜日に出発し、最初の目的地はインド・チベット国境近くのカザに向かう。その途中でいくつか隠れたスポットを巡り、所要時間を見ていく」という具合に。そこで私は自分の燃えるような疑問の答えに気付いた。

答えは「道をリードするのではなく、無限に続く道に身を委ねること」

時間や日付に縛られず、ただ「失われる喜び」に身を委ねる――それが私が旅行者である理由だ。

スロートラベルの喜びとは

旅行のとき、私は日付や曜日を考えない。出発時期も到着時期も重要ではない。重要なのは訪れる場所、出会う人々、そして旅路の向こうに待つ忘れがたい体験だけだ。

スロートラベル、すなわち「ゆっくり旅」の喜びは、世界全体を自分の小さな裏庭とみなし、時間に縛られずに楽しむときに最も感じられる。

「観光客は自分がどこに行ったか分からない。旅行者はどこへ行くか分からない」― ポール・テューロー

この考えこそが、私が仕事を辞めて旅に出た最大の理由だ。時間枠に縛られたくなかったからだ。

スロートラベルの喜びとは

初めての本格的な冒険――ブータンでの1か月のバックパッキング――を思い出すと、旅の間ずっと興奮が続いた。一方、帰りのチケットが決まっている人々は、途中で途中半端な会話だけを残して去っていった。

彼らはバケットリストに追われ、現地の人と長時間語り合う喜びや、旅そのものがもたらす感覚を味わう余裕がなかった。

スロートラベルの喜びとは

スロートラベルの概念があったからこそ、ヴァルカラの別側面や、ヨギの衰退した土地と出会うことができた。魂を揺さぶる体験の数々だ。

長期の休暇を計画し、サバティカルを取るか、医療休暇を装うか――何でもいい。人生で少なくとも一度は、時間の制約を捨て、ガジェットを手放し、ただ…旅をしよう。


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