スーダン探検:砂漠の風景を写真で巡る旅
スーダンの魅力
広大な北アフリカの国、スーダンはしばしば紛争や貧困に苦しむ荒涼とした砂漠としてメディアに映し出されます。しかし、同国は驚くべき歴史的遺産や壮大な自然、そして温かい人々に恵まれた宝庫です。
古代遺跡の宝庫
旅行者が少ないスーダンですが、訪れた人はその考古学的価値に感嘆します。エジプトよりも多くのピラミッドや、緑豊かなサハラがかつて広がっていた時代の鮮やかな壁画が残る古代寺院・墓が点在しています。
ソレブ神殿(Soleb)

13世紀前半にアメンホテプIII(ルクソールの神殿建設者)が築いたソレブ神殿は、エジプトの神殿に匹敵する精巧な装飾が施されています。
ヌリのピラミッド

カリマ近郊に位置するヌリのピラミッドは、紀元前7世紀に建造されたスーダン最古・最大級のピラミッド群で、オレンジ色の砂丘に浮かび上がる姿はまさにロマンティックです。
ケルマ(Kerma)

現在は静かな町ですが、ケルマは8,000〜10,000年にわたって人が居住し続けたアフリカ最古級の遺跡です。紀元前1800〜1600年頃はクシュ王国の首都で、巨大な泥レンガ造りのデフファ(高さ19m、長さ50m)が宗教施設として機能していました。
カリマとジャバル・バルカル

ナイル川沿いの小さな村カリマは、古代エジプト第18王朝とクシュ王国が崇拝したアモン神の聖地ジャバル・バルカルの麓に位置し、保存状態の良いピラミッドやアモン神殿、壁画が彩られたムート神殿が点在します。
ナガのアモン神殿

1世紀に建てられたアモン神殿と、ライオン頭神アペデマクの像が祀られたライオン神殿は、今もなお荒涼とした地域に佇む謎めいた遺構です。
メロエ(ベグラウィヤ)とピラミッド群

スーダンを象徴する遺跡ベグラウィヤ(メロエ)では、砂漠に点在する2つのピラミッド群(総数約100基)を見ることができます。19世紀に宝探しを目的としたイタリア人探検家が無造作に頂部を切り落としたため、現在は失われた姿が多く残ります。

ハルツーム近郊からの週末旅行者は、ベグラウィヤのピラミッドを背景にラクダ乗りを楽しむ姿が見られます。
自然と海の魅力
スーダンは遠く離れた紅海岸での世界クラスのダイビング、ナイル川が育む黄金の砂丘、南西部の緑豊かな山岳地帯と、多様な自然景観が広がります。
人々の温かさ
多民族が共存するスーダンの人々は、抜群のホスピタリティと温かさで訪問者を迎えてくれます。例えば、ダーウィンの遊牧民は300頭ものラクダを率いてエジプトの市場へと数か月かけて旅します。彼らは夏の旅路を好み、30℃の冬でも『寒すぎる』とまでは言いません。

本記事の写真はLonely Planetのスチュアート・バトラーが撮影しました。Twitter: @StuartButler2




