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デザイナーが巡る深セン:クリエイティブ・キャピタル中国を探訪

わずか30年前、深センは香港と接する静かな漁村に過ぎませんでした。現在では、珠江デルタの活気ある地域で中国有数の経済都市となり、人口は1200万人を超えています。

中国で最も裕福な都市の一つである深センは、1980年代後半に特別経済区に指定され、世界的な製造拠点として台頭しました。ここ10年で、最先端企業が集まるグローバルなテクノロジーイノベーションの中心地へと変貌を遂げました。

デザイナーが巡る深セン:クリエイティブ・キャピタル中国を探訪

深センは創造的な拠点としても急成長しています。2008年にユネスコの「デザイン都市」に認定され、産業大国からイノベーション文化の首都へと転換を果たしました。

香港からの日帰り旅行や中国本土の旅行先としても最適で、深センは世界クラスのデザイン体験を提供します。本稿では、文化的ランドマークから隠れたブティックまで、厳選したデザインスポットをご紹介します。

Design Society

2017年12月にオープンした『Design Society』は、深センのデザインシーンを大きく引き上げました。再開発が進む蛇口港エリアに位置する白とガラスの印象的な建築は、プリツカー賞受賞者である日本人建築家・真木大輔が設計。ロンドンのヴィクトリア&アルバート博物館と招商局グループが共同で開発し、ギャラリーやアーティストスタジオ、広々とした屋外広場、ギフトショップ、カフェを備えています。

デザイナーが巡る深セン:クリエイティブ・キャピタル中国を探訪

単なるギャラリーにとどまらず、Design Society は中国のデザイン界のハブとして機能します。ディレクターのオーレ・ブーマンは『Design Society は中国のクリエイティブ産業を世界と結びつける』と語り、深センが目指すグローバルアートシティ像と完全に合致しています。

手入れの行き届いた港沿いの公園は、深センで最も落ち着いたリラックススポットの一つで、香港を望む急速に変化するスカイラインの絶景が楽しめます。

OCT Loft

世界の多くの都市と同様に、深センも歴史的な工業施設を活気あるアート地区へと再利用しています。南山にある OCT Loft はその好例で、ヤシの並ぶ通りとゆったりした雰囲気、エアコン完備のギャラリーが中国の現代草の根アートを探求するのに最適です。

デザイナーが巡る深セン:クリエイティブ・キャピタル中国を探訪

色とりどりの旧工場をリノベーションした広大なコンプレックスには、大規模ギャラリーや隠れ家的デザインブティック(IM Loft Shop や個性的な Incover など)、地元で人気の活気あるレストラン(マレーシア料理の Champor Champor やアーティスティックな My Coffee など)やパティスリーが揃います。夜になると、Penny Black Jazz Bar などでライブミュージックが楽しめ、街は賑わいます。

このエリアの中心には 2005 年から営業する先駆的なギャラリー、OCT Art Terminal があり、広大な倉庫空間で中国国内外の作品を展示しています。恩平街(Enping Jie)の路地には小規模なギャラリーも点在しています。

デザイナーが巡る深セン:クリエイティブ・キャピタル中国を探訪

毎月第1・第3週末には、T-Street Creative Market が賑わい、地元の職人がオリジナルのスマホケースやジュエリー、書道作品、ヴィンテージ品などユニークなアイテムを販売します。

近くにはタクシーで数分の場所に、未来的な宇宙船を思わせる OCT Creative Exhibition Center があり、2017 年には TeamLab の没入型展示など大規模イベントが開催されました。

深センの急成長する福田ビジネス地区には、オーストリアの名建築事務所 Coop Himmelblau が設計した『都市芸術・現代計画博物館(MOCAPE)』があり、子ども宮殿の隣に新たな福田文化地区の核となっています。

デザイナーが巡る深セン:クリエイティブ・キャピタル中国を探訪

2017 年にオープンしたこの建築的傑作は、計画展示と現代美術館をドラマティックなクロム曲線で一体化。入口ホールの鏡張りの雲状バブルはフォトスポットとして人気です。中国彫刻の展示はインタラクティブで広範囲にわたり、ゆったりとした配置が特徴です。

Muji Hotel

日本の代表的デザインブランド無印良品は、2017 年末に深センで初のホテルをオープンし、デザイン愛好家にとって必宿のスポットとなりました。

デザイナーが巡る深セン:クリエイティブ・キャピタル中国を探訪

福田の洗練された UpperHills モール内に位置するこの低層ホテルは、木材を基調とした 79 室を備え、地下には中国最大規模の無印良品店舗、1 階には和食を中心としたダイナーがあります。インフルエンサーにも人気のスポットです。

Make it Happen

香港中心部から地下鉄で約1時間、広州からは高速鉄道で約1時間で深センへアクセスできます。本土中国に属するため中国ビザが必要です。対象パスポートを持つ方は、羅湖(Luohu)国境で深センの日帰りビザを取得可能です。


トラベルノート
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