死者の日:まずは楽しんで、次に死がやってくる
ハロウィンにはトリックがあるが、死者の日(Dia de los Muertos)にはお菓子がある――それは実在の人物(友人、恋人、有名人、悪名高き人物)を皮肉や誇張で描く手作りの詩、カラベリタ・リテラリアだ。
カラベリタ・リテラリアはメキシコの死者の日に詠まれる風刺詩で、政治や悲劇、死といった語りにくいテーマを匿名で表現する。形式は自由で、長さや韻は必須ではないが、四行詩(クアトレイン)で書かれることが多い。
私と友人たちは、子供の頃から互いにカラベリタを書き合ってきた。相手の長所や短所を容赦なく笑い、テーマは常に「死に逆らう」か「死神に騙される」ものだ。すべてが対象となり得るため、政治や経済といったタブーも遠慮なく扱える。実際、ドナルド・トランプを揶揄したカラベリタは山ほどある。
カラベリタの作り方
1. 主人公(もしくは犠牲者)を決める
2. 舞台やテーマを選ぶ(主人公に関連するものがベスト)
3. ストーリーを構想する:主人公は死にどう立ち向かうか、あるいは死神がどう騙すか
4. 文体を決める:メートルや韻を踏むかどうか
5. 書き始める(同義語辞典を手元に置くと便利)
以下は、同僚のヘンリー(元DC・マーベルのスタッフ)に捧げた例だ。メキシコの有名レスラー「エル・サント」をもじり、死神がスーパーマンに変装してヘンリーを騙そうとするが、最後はエル・サントに変身した死神に捕まるという内容。
スーパーマンの姿で
死神が現れ
幸運を祝福し
声高に叫ぶ
「恐れるな、友よ
トールが共にいる」
ヘンリーは騙されず
DCとマーベルで働いたからだ。
遊び心ある死神は
教訓を学び
エル・サントの仮面で
ついにヘンリーを捕らえた。
カラベリタは政治や社会問題を批判する手段としても使われる。例えば、米国大統領を揶揄する詩は以下のようになる。
ドニーは忙しく
議論し、叫び、
メディアや党、
靴にキスする者まで
と戦っていた。
権力者は
誰にでも罵倒を
惜しまなかった。
北朝鮮に挑み、
イランに怒り、
中国には目もくれず、
移民も追い詰めた。
死神が急ぎ足で
「このわがままな金髪野郎
早く永遠の眠りへ
さもなくば問題が増えて
自分が疲れ果てる」
と言った。
このように、ユーモアと皮肉を交えて書かれたカラベリタは、友人や家族へのプレゼントとして喜ばれるだろう。
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