アテネウム図書館(ナンタケット)
アテネウム図書館
生涯にわたってナンタケットを訪れ、読書を愛する私にとって、島で最も大切な場所は伝説のアテネウム図書館です。
「楽園は図書館のようなものだと思う。」―ホルヘ・ルイス・ボルヘス
ナンタケット――ビーチやアジサイ、リリーピュリッツのドレスを着た女性を思い浮かべる人も多いでしょう。しかし私にとってナンタケットは、遠く離れた島にある愛すべき図書館、アテネウムと同義です。
私の家族は1980年代からナンタケットでバカンスを楽しんでいます。夫と子どもたち、そして私自身はロサンゼルスに住んでいますが、毎年夏になると「グレイ・レディ」と呼ばれる島へ長い旅路を経て、数週間を親族と過ごします。娘のアヴァが生後8週間のとき、産休を利用して初めて島へ行ったことが、子どもたちにとっての夏の定番となりました。
母のナンシーは図書館員で、幼い頃から本や書店に触れる機会をたくさん作ってくれました。その伝統は今や私と子どもたちに受け継がれ、ナンタケットでもアテネウムへ足を運び、書籍や映画をたくさん借ります。毎夏、青いアテネウムの図書カードを取り出す瞬間は、私にとって至福の時間です。所有者は無料でカードが取得でき、その他の方は25ドルで永年有効のカードを入手できます。
アテネウムの全景:本館、インディア通り側の眺め、子ども用ウィージー図書室(写真:ナンシー・ピッチ)
アテネウムは1834年に創立され、当初は3,200冊の蔵書で開館しました。島の著名な天文学者マリア・ミッチェルが初代司書を務めました。1846年の大火で元の建物は焼失しましたが、住民の要望で1847年に現在の建物が完成。フレデリック・ブラウン・コールマン設計のギリシャ復興様式は圧巻です。
3世代目が図書館を支援:娘のアヴァと従妹ソフィーが募金活動を実施。看板には「ポストカードとインディアンヘッドバンドを販売。売上の半分は図書館へ」などと書かれています。
手作りしおり
満足した顧客
図書館への大きな寄付小切手
歴史的にアテネウムは講演会の場としても機能し、フレデリック・ダグラス、ルーシー・ストーン、ラルフ・ワルド・エマーソン、ヘンリー・デイヴィッド・ソローらが講演しました。奴隷解放運動や女性参政権の会合もここで行われました。現在も講演シリーズやクラス、子ども向けイベント、夏のダンスフェスティバルなどが開催されています。
子ども用ウィージー図書室で木にぶら下がる子どもたち
アテネウム庭園は読書や散策の静かなスポットです。
1996年に大規模リノベーションが行われ、2階の大講堂が講演や研究用に復元され、1990年代中頃に建てられた東側ウィージー図書室(ルイーズ・フランシス "ウィージー" ウォーカーに因んで命名)も整備されました。ウィージーは1959年に10歳で不慮の事故で亡くなっています。
アテネウムの予算の約60%は特別イベントや個人寄付で賄われています。昨年は私たちの家族もスコンセットでレモネードスタンド風の販売を実施。レモネードの代わりに、10歳の娘と姪がハンドメイドのポストカード、しおり、装飾貝殻を販売し、売上の半分を寄付しました。合計で16.10ドルを集め、手作りの大きな小切手を図書館に手渡しました。図書館側からは感謝の手紙とラペルピンが贈られました。
こうして第3世代のナンタケット読者たちも、アテネウムでの楽しい思い出を作り続けています。
場所と連絡先
アテネウム
1 India Street
Nantucket, MA 02554
+1-508-228-1110
イベントカレンダー
Nantucket Dance Festival 2012(7月24〜28日):ベンジャミン・ミレピエがキュレーション
Nantucket Book Festival など
おすすめ本
子ども向け
娘が昨年大好きになったのはアーサー・ランサムの『ツバメとアマゾン』。ナンタケット舞台ではありませんが、セサチャ池での一日後に読むのにぴったりです。子どもたちは自分で小舟を漕いで冒険できる日を待ち遠しく思っています。
大人向け
地元作家ネイサン・フィルブルック著『海の心臓で:エセックス捕鯨船の悲劇』は、読書に最適なロケーションです。さらに、同島出身のエリン・ヒルデンブランドの最新作『サマーランド』は、ビーチリーディングの定番です。
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