トルコ・カッパドキアで出会った親切な宿泊業者が教えてくれた、見知らぬ人へのホスピタリティ
カッパドキア、トルコの不思議な大地
フェアリーチムニーや洞窟住居、ローマ帝国やイスラム勢力から逃れた初期キリスト教徒が隠れ住んだ地下都市で知られるカッパドキアは、文字通り「美しい馬の土地」と訳されます。火山岩が作り出す独特の形状は、まるで別世界のような景観で、旅行者の願望リストのトップに「火山岩で掘られた洞窟に宿泊すること」があります。
洞窟ホテルと心温まる宿屋の主人
私たちは、カッパドキアで最も訪問者が多いギョレメの洞窟ホテルに滞在しました。滞在中、宿屋の主人は私たちを温かく迎え入れ、ピザを買いに町へ車で連れて行き、チップを断り、地元の赤ワインを無料で提供しながら、愛や人生について何時間も語り合ってくれました。
夜景とワインの誘い
最終日、主人は夜景が一望できる場所でワインを数本飲むことを提案しました。約束通り、夕方になるとワインとグラスを持って部屋のドアをノックし、私たちを連れ出しました。
不安と疑念
暗く曲がりくねった道を進むうちに、私は「あとどれくらい?」と尋ねました。主人は「あと10分ほど」と答えました。その瞬間、アメリカで育った私の警戒心が働き、母から聞かされた失踪や殺人のエピソードが頭をよぎり、帰ってきてほしいと夫にささやきました。
ホスピタリティの真意
夫が戻ることを伝えると、主人は「もうすぐ山頂だが、実はすでに下り始めている」と混乱と失望の表情で答えました。ホテルに戻ると、主人は屋上へ案内し、ワインを開けてくれました。私はほっとしながらワインを飲み、トルコの田舎で何者かに襲われる心配は無かったことに安堵しました。主人はただ、素晴らしい景色とワインを共有したかっただけでした。
アメリカの「恐怖文化」との対比
見返りを期待せずに私たちを友人のように扱ってくれたこの体験は、私にとっては驚きでした。米国では、他人の善意を疑う文化が根付いているのかもしれません。カッパドキアでの経験は、見知らぬ人に手を差し伸べ、心を開くことの大切さを再認識させてくれました。
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