バミューダで過ごす乱れた紳士の週末
リチャード・バングスと再びチェックインです。彼は古き良き冒険家で、バミューダでラムハイボールとピンクサンドのビーチ、そしてショートパンツにハイソックスというユニークなスタイルを満喫しています。
バミューダへの序章
大人になってから振り返ると、若かりし頃の“楽しみ”は少し恥ずかしく思えるものです。安価なウイスキーから上質なワインへとステップアップしたように、今の私は趣向を凝らした、香り高く繊細な体験を求めています。
そんな私が選んだのは、実に“本物の楽しみ”を生み出す場所、バミューダです。北米のカロライナ海岸から約650マイル離れた、面積21平方マイルの英国領土。カリブ海の派手さは控えめですが、長い北国の冬に疲れた洗練された旅行者がひそかに集う隠れ家です。

楽園の砂浜。
かつてパナム・クリッパーが寄港した場所ですが、私はアトランタ発のデルタ便で到着。窓から見えるバミューダの島々は海に浮かぶ亀裂のよう。海は最初のスプーンが入ると、まるでクレームブリュレのように滑らかです。
宿泊とティータイム
タクソロジーで向かったのは、ローズウッド・タッカーズ・ポイント・ホテル&スパ。城壁に面した200エーカー以上のリゾートで、友人のリサ・ニバーとゴルフを楽しんでいました。リサは今週全体をここで過ごす予定で、私の滞在は週末だけです。
午後4時からのアフタヌーンティーは、きゅうりサンド、プチフール、アプリコットとイチジクのスコーンにクマムジュースとデヴォンシャーのクロテッドクリームが添えられ、銀食器と上質な磁器で提供されました。リサのご両親は52年前のハネムーンでも同じ場所でティーを楽しんだそうです。

手作りのダーク&ストーミー。
ディナーとバミューダ料理
ティーの後は、隣接するザ・ポイント・レストランへ。店内の壁画は、かつてニューヨークのパナム・スカイクラブで45年間飾られていたものです。壁画にはパナム・クリッパーが航海した港が描かれ、ハミルトン港も新たに加えられています。
私は名物のバミューダ・フィッシュチャウダーを注文。ゴスリングのブラックシールラムとオーターブリッジのシェリーペッパーソースが効いたスパイシーなシーフードシチューです。魚は水、バター、ラムの三重の“泳ぎ”を経て、まさにオリンピックレベルの旨味に仕上がっています。
バミューダ料理は、ホッピン・ジョン、ハッシュ、エンドウ豆、ムール貝パイ、スイートポテトプリン、パパイヤキャセロール、ガニチキン、バナナミートローフ、ワフーサラダなど、多彩で独特です。短い滞在ながらすべてを堪能し、舌鼓を打ちました。
島の散策と文化体験
翌朝、リサと友人はフェアモント・サウサンプトンとエルボー・ビーチ・リゾートに滞在。島内は車がほとんど走らず、スクーターが主流です。リサはスクーターでジュエリーショップや要塞、カフェ、そして有名なピンクサンドのジュエリーを扱うアレクサンドラ・モーシャーを巡ります。
彼女はウォーリック・ロングベイのピンクサンドビーチを紹介し、島の別名“デビルズ・アイランド”の由来や、400年前に英船が漂着した際に“楽園”と呼ばれたエピソードを語ります。

ハミルトンの街はシェルベット色の家々と階段状の石灰岩屋根が特徴で、雨水を貯める仕組みが施されています。そこではThe English Sport Shopのロナルド・K・モーガンが、バミューダショーツの歴史と、膝上までのソックスが“正しい楽しみ”の鍵だと語ってくれました。
ランチは、ブラックホース・タバーンでワフー魚のサンドイッチ(レーズンブレッド)と手作りコールスロー、ジンジャービアを堪能。食事後はトム・ムーア・ジャングル(ウィルシンガム自然保護区)へ。18世紀のアイルランド詩人トーマス・ムーアが残した洞窟やカラバッシュの木の下で朗読を聞き、自然の静けさに浸りました。
最後の夜と別れ
夜はスウィズル・インで、リサが“ナイトライフの人類学者”として過ごしたと語るほどの雰囲気を味わいました。店内のサイン「酔って忘れたいなら、先に支払いを」や、“Swizzle Inn and Stagger Out”というモットーが印象的です。
こうして私はバミューダを後にします。心地よい余韻と共に、次回の訪問を胸に抱いて。
チェックイン/チェックアウト
ローズウッド・タッカーズ・ポイント / フィトムズ・バミューダ・ガイド




