レッドブルX‑アルプスで8位入賞!ガビン・マクラグの挑戦とレース概要
「まだ歩けるのがかっこいい」――2015年レッドブルX‑アルプスで見事8位入賞を果たしたガビン・マクラグは、レース終了わずか2日後にこう笑顔で語った。その姿からは、彼と31名のアスリート、そしてサポートチームが乗り越えた過酷さを想像しにくいほどの余裕が漂っていた。
レッドブルX‑アルプスとは
世界で最もタフと称されるアドベンチャーレース。選手はサルツブルクからモナコまで、直線距離で約1,000kmを徒歩またはパラグライダーで移動し、アルプス山脈の背骨に沿って10か所のチェックポイントを通過する。
深い谷間や標高2,800mを超える山岳を横断し、マッターホルンやモンブランといった象徴的な峰々を越えるルートは、体力・技術・戦略のすべてが試される。
ガビン・マクラグのプロフィール
今年の出場者リストには米国人選手が4名。その中の1人がガビン・マクラグだ。彼は決して初心者ではない。
- 17歳で米国スキー代表チームに選抜
- 20代で実績あるクライマー・カヤッカーとして活躍
- 13年間にわたり世界一周航海を経験し、その間にパラグライダーを習得
レースへの出会い
2007年、親友のブルース・マークスが「これが君に合うレースだ」と勧めたことがきっかけで、レッドブルX‑アルプスに興味を抱く。当時は自分の実力に不安があったものの、テレビで前回の大会を観ながらパラグライダーのハーネスに吊り下がり「すごく好きだ」と語っていた。
実力の証明と挑戦への決意
2012年、アイダホ州サンバレーに戻ったマクラグは「ゴールデンウィーク」と称する1週間でパラグライディングに没頭した。結果、個人ベスト飛距離を2回更新し、最終日には北米フットランチ距離記録を破り240マイル(約386km)を飛行した。
同年、コロンビアで開催されたプレ・ワールドカップに出場し、レッドブルX‑アルプスの選手クレマン・ラトゥールと同じコースで競った経験が、「自分もこのレースに挑めるかもしれない」という自信へとつながった。







