サンタフェで味わう赤チリの魅力
夏まであと1か月。サンタフェ・ファーマーズマーケットは新鮮な野菜やベーカリー、そして本格的な味わいで賑わっていますが、地元の人々が待ち焦がれるのは、サインチューン作物であるグリーンチリの季節です。その到来までの間、赤チリが完璧な旨味を提供してくれます。
ニューメキシコチリ:永遠の定番
チリペッパーは何世紀にもわたりニューメキシコ料理の中心にあります。サンタフェに行ったことがなくても、アドビの入口に掛かる鮮やかな赤チリのリストラ(乾燥チリの房)を見たことがあるでしょう。保存技術が発達する前は、短いグリーンチリのシーズンが終わると熟した赤チリを乾燥させて房にまとめ、家族は一年中好きなときに手で摘んで料理に使っていました。
赤チリのリストラはニューメキシコの心を温めます。(写真提供:Nicole Curtis Ammernan)
赤チリが彩るサンタフェの朝食
赤チリはどんな朝食にも深みを与えます。特に卵に濃厚なチリソースをたっぷりかけた一皿は格別です。40周年を迎えるティア・ソフィアでは、手作りチョリソを早めに確保すれば、絶品ブレックファーストブリトーが楽しめます。カフェ・パスクアルでは、黒豆と赤チリのソースが絡んだエッグス・ランチェロスが、トロリとした黄身とともに提供されます。南側で辛さを求めるなら、ホースマン・ヘブンがサンタフェ最強のスパイシーさを提供しています。
カフェ・パスクアルのカラフルな料理とインテリア。(写真提供:Café Pasqual)
昼食に映える赤チリ
ダウンタウンでランチを楽しむなら、ザ・シェッドや姉妹店のラ・チョザへ。どちらも赤チリの豊かな風味が光ります。ザ・シェッドのチリコンカーンは、柔らかい牛肉と豆に赤チリがたっぷり絡み、ガーリックブレッドやトルティーヤと相性抜群です。テキサススタイルのチリを上回る味わいです。ラ・チョザのクラシック・フリトーパイは地元の定番です。
ラ・チョザは地元客に愛され続ける名店です。
ディナーで味わう赤チリの極み
日が暮れたら、アトリスコでカルネ・アドバダ(赤チリでマリネしたポーク)を堪能してください。濃厚な赤チリが肉に深い旨味を与えます。近くのレイルヤードにあるトマシータでは、チーズを乗せた詰め物入りソパイラ(肉、豆、野菜)もおすすめです。
詰め物ソパイラは食通必食です。
サンタフェのワークショップで赤チリを極める
乾燥した実を使うか、粉末にするかレシピは様々ですが、赤チリの使いこなしは必須です。サンタフェ・スクール・オブ・クッキングが開催する「赤チリ・ワークショップ」では、プロの指導のもと安全に技術を学べます。
サンタフェ・スクール・オブ・クッキングで腕を磨きましょう。(写真提供:Santa Fe School of Cooking)
赤チリがデザートに彩りを添える
サンタフェ・チョコレート・トレイルでも赤チリは活躍します。カカワ・チョコレート・ハウスは、メソアメリカの飲料チョコやダークバーにほんのりとした辛さを加えています。C.G.ヒギンズの赤チリキャラメルコーンは贈り物に最適です。チョコレートスミスの赤チリペテや、セニョール・マーフィーの赤チリゼリーは、マリネやグレーズ、前菜としても使えるお土産にぴったりです。
カカワ・チョコレート・ハウスのチョコレートでコーティングしたアンチョチリ。(写真提供:Kakawa Chocolate House)
赤チリの健康効果
味だけでなく、赤チリは健康にも寄与します。カプサイシンは炎症を抑え、鮮やかな赤色はビタミンA・Cが豊富で免疫力を高めます。グリーンチリが到来するまで、サンタフェの赤チリで彩りと健康を楽しみましょう。




