この男はイタリアで最高のオリーブオイルを見つけたのか?
ウムブリアで出会った最高のオリーブオイル
Nudoオリーブオイル創業者のジェイソン・ギブは常に新しい挑戦に取り組んでいる。シチリアのアーモンドヌガー「トッローネ」の歴史を探り、ロンドンでのツイートと北イタリアのパティスリー訪問からカカオ入りオリーブオイルを考案した。最近の冒険では、ジェイソンとオリーブ探偵のコラドがウムブリアへ向かい、誇り高き農家の特別な収穫を「検査」した。
イタリア・ウムブリア – オリーブオイルはすべて同じではない。
私は小規模なオリーブオイル生産者だ。店先が見えにくいほどの規模という意味ではなく、最高品質のエクストラバージンオリーブオイルを限られた量だけ生産していることを指す。また、イタリア各地の優れたオイルを英国や米国へ届けるために、時間を費やして探し回っている。自分はグルメ版のポアロ探偵と考えてほしい。
この仕事は魅力的だが、同時に大きな挑戦でもある。出会うイタリアのオリーブオイル生産者は皆、笑顔で自信満々に「世界最高のオイルです」と語るからだ。土壌の優秀さ、独自の微気候、あるいは水に魔法の成分を加えているのか、彼らは真剣な眼差しで自慢のオイルは比類なきものだと主張する。

マッツィアーノのオリーブの木。ジェイソンがウムブリアへ向かったきっかけとなった作物。
そんな中、ウムブリア中部のオイル生産者マルツィオ・バルトラーニから電話がかかってきた。彼は「例外的な品質の作物ができた」と語り、ぜひテイスティングに来てほしいと言う。私のミルであるコラドは、マルツィオは誇張が少ない人物で、東海岸のレ・マルケからウムブリアへ行く価値はあると保証した。
旅の始まり
早朝の土曜、コラド、娘のソレル、そして私の3人は、壮大なシビリーニ国立公園を抜ける曲がりくねった道路を走り出した。シビリーニ山脈を越えると、小さな村マッツィアーノとそこに住むマルツィオに向かう。

マルツィオが説明し、コラドが聞く様子。
マルツィオはウムブリアの代々続く農家の出身で、穀物、オルゾ、ブドウ、そして何より愛するオリーブオイルを生産している。彼のオリーブ園は、祖父(同じくマルツィオ)が結婚の際に購入した土地で、名前は古風だが、土地の目利きは抜群だ。丘陵のオリーブ園は肥沃で、11世紀に建てられたサン・フェリーチェ修道院の眺めも楽しめる。
現在、修道院は「最も貴い血の会」の司祭3人だけが住んでおり、かなり厳粛な雰囲気だという。過去には、アウグスティヌス派の修道士が「神に背く行為」や「税金詐欺」の疑いで追放されたこともあるが、景観は美しい。

新鮮なオリーブの光沢。
料理で味わうオリーブオイル
園内の見学が終わり、ソレルが20種以上の野草を摘んだ後、マルツィオは私たちを農家の家へ招いた。イタリアの中年農家らしく、最高のオリーブオイルは母親が作る料理でこそ本領を発揮すると語る。私たちはカテリナが香り高いオイルを火でローストしたトマトや、サフランを加えたパスタと豆のスープ、そしてパスタにかける様子を見守った。その結果は至福の味わいだった。
食事の終盤、オイルだけでなく、料理、修道院、手作りのグレケットワイン、そしてウムブリアの魔法が混ざり合い、全員が旅の成功を確信した。握手を交わし、取引が成立した。




