カプリへの嫌悪心を捨てた方法(J.K.プレイス・カプリに感謝)
カプリへの愛憎が変わった瞬間
Fathom創業者のパビア・ロサティは、かつてカプリを嫌い続けていました。しかし、あるホテルに宿泊したことで考えが変わったのです。
イタリア・カプリ――かつて私はカプリと「嫌い」と「好き」の二律背反の関係にありました。ボートでロ・スコリオの埠頭まで迎えに来てもらい、洞窟(ブルー・グロットは除く)を覗き込み、鍾乳石を観察し、船から飛び降りて泳いだり。カプリ本島に上陸しなければならないときは、抗議しながらドックに停め、ピッツァを食べ、観光客やプラダの店を嘆き、数時間で去っていました。
J.K.プレイス・カプリでの滞在
そして、J.K.プレイス・カプリにチェックインした瞬間、私は「カプリ好き」の仲間に加わってしまいました。
歓迎ドリンクから全てが始まりました。旅行で疲れた体が欲しかったのは熱いシャワーだけなのに、ホテルはフルーツの甘酸っぱいカクテル(オレンジジュース、苦味のあるサンペレグリノ、数滴のグレナデン)を差し出しました。美味しすぎてリフィルを頼み、レシピまで聞いてしまいました。
ロケーションと建築デザイン
ホテルはカプリ島の主要道路、マリーナ・グランデから少し上り坂に位置しています。観光客で賑わうエリアですが、J.K.プレイスの入口に入ると、カプリの喧騒はすぐに遠ざかります。
建築はフローレンスのオリジナルJ.K.プレイスを手掛けたミケーレ・ベーナが手がけ、海と空を意識した青系のカラーパレットと、ポートホール風の窓、帆船のモノクロ写真、ストライプ柄など、さりげない航海感が漂います。ロビー・ライブラリー・ダイニング・バー・リビングがすべて海側に面し、ドアが多く設置されているため、屋内にいながらも屋外にいるような開放感があります。
スタッフとサービス
ゼネラルマネージャーのシモーネ・ジョルジはイタリアらしい「シンパティコ」な人物で、長時間のおしゃべりが楽しめます。受付のロレンツァとカロリーナは取りにくい予約を手配し、島内のおすすめ情報を提供してくれます。マエストロ・ド・ロレンツァ・マルゲリータはカクテルのレシピまで教えてくれました。
このホテルの精神は、2003年にフローレンスのJ.K.プレイスで出会ったオリ・カフリが築いたものです。彼は「魔法のような空間」を作り、ゲストをその世界に引き込む手腕に長けています。
周辺観光の楽しみ方
ホテルのシャトルでカプリタウンへ向かい、マリーナ・ピッコラでフォンテリーナ・ビーチクラブのランチを堪能。その後、アナカプリへ足を伸ばし、ヴィラ・サン・ミケーレを見学し、シングルチェアリフトで島の頂上へ。低予算ながらもスリル満点の体験です。
ディナーは、ミシュラン星付きレストラン「ラ・トッレ・デル・サラチーノ」のシェフ、ジェンナーロ・エスポジートが手掛ける新店ママで。彼とソウルの24時間バーベキュー店で偶然出会ったエピソードも語られます。ピザは通り向かいのオーブンで焼かれ、創造的な味わいでした。
客室と朝食
22室のうちの一つ、コーナールームはバルコニーから海を望み、ベッド上にはキャノピー、テーブルにはフルーツトレイが用意されています。タイル張りの広々としたバスルームには深めの浴槽と、圧力の強いシャワー、香り高いバスアメニティが完備。
朝はフランスドア越しに差し込む日差しとともにベッドでコーヒー。下のビュッフェでは新鮮なチーズ、数十種のトマト(前年の塩漬けもあり)、フルーツ、ジュース、焼きたてのパンやペストリーが並びます。外の鉢植えのヤシの木の下で席を取れば、餅を狙うカモメに注意が必要です。
ダイニングルームはプールデッキ、ジム、スパへと続き、プールで背泳ぎしながら隣のヴィラの住人がコーヒーに招いてくれるかと妄想するほどの贅沢さです。
まとめ
J.K.プレイス・カプリでの体験は、私のカプリに対する「嫌い」という感情を根底から覆しました。洗練されたデザイン、心温まるサービス、そして周辺の美しい景観が織り成す完璧な滞在は、誰にでもおすすめできる逸品です。




