旅行計画が思わぬリスクになる理由
バンコクでの即興旅行

若くて未熟、怖さと勇気を振り絞り、深夜にバンコクのドンムアン空港を出た。アジア初、バックパック初、外国初の体験だった。フライト以外は全く計画せず、ホテルの予約もしていなかった。タクシー乗り場でタクシーに乗り、目的地が分からないまま「カオサン通りへ」と伝えると、現地で安いホテルを見つけてすぐに宿泊できた。寝る前に「簡単だったな」と実感し、旅行は思ったより楽だと感じた。
カンボジアのビーチへ

アンコールワットで千年紀を祝った後、プノンペンで数日過ごす予定だったが、現地で出会ったイギリス人に誘われ、シアヌークビル、カンポット、ケップといった未知の街へ向かった。10日間ビーチを巡り、魚料理や熱帯雨林ハイキング、バイクレンタル、村訪問など、ローカルな体験を満喫した。ビーチで過ごすうちに、あの時計画していたらと笑い、柔軟な旅が最高だと再確認した。
中東からタイへ

シリア、レバノン、イラク・クルディスタン、トルコを回る大まかなイメージはあったが、具体的な予約はしなかった。シリアのアレッポに長く滞在し、レバノンでも数週間過ごした後、再びアレッポへ戻り20日滞在。クルディスタンのドフクで雪が降り、暖かい場所が恋しくなり、すぐにタイ行きの片道航空券を予約してトルコ行きをキャンセルした。翌日にはバンコク行きのフライトに搭乗し、計画外の目的地へと向かった。
ルーマニア滞在の延長

ユーレイルでルーマニアを訪れた際、当初はブルガリアにも行く予定だったが、予約がなかったため、ルーマニアに長く滞在できた。計画に縛られず、今その時したいことだけを選べた。
柔軟性こそ最大の武器
ここで言いたいのは、旅行の細部まで計画する必要はないということだ。もしベトナム全域の宿泊やトルコの交通手段、ブルガリアからの帰路を事前に予約していたら、現地での思いがけない出会いや変更に対応できなかったはずだ。
私の旅は常に予定通りではなく、到着するまで何が起きるか分からない。好きな場所に長く滞在したり、格安航空券で隣国へ飛んだり、現地の人と出会い新たなルートを作ったり…すべてが「今、行こう」という衝動に従える柔軟さが鍵だ。
事前に何も決めていなくても、寝る場所や食事に困ることはなかった。むしろ、思い立ったらすぐに行動できる喜びを何度も味わってきた。
旅行は思ったより簡単だと思いませんか?計画派ですか、流れに身を任せる派ですか?旅行前にどれだけ計画していますか?




