サンダクプ・トレック:知っておきたい全情報
シンガリラ・リッジ・トレック(通称サンダクプ・トレック)は、西ベンガル州で最も人気があり、同州の最高地点です。
マネ・バンジャンから出発しトレッキングを始めると、雪を頂いた山々のパノラマが広がります。インドとネパールの国境を何度か通過し、トレイルは両国の境界線に沿っています。途中にあるトゥムリングやサンダクプの町は、インドとネパールの双方に属しています。
トレッキングの最終地点はサンダクプという町で、そこが名前の由来です。サンダクプはネパールのイラム州とインド・西ベンガル州の両方にまたがる最高峰として有名です。
特に魅力的なのは、サンダクプの山頂からはエベレスト、カンチェンジュンガ、ローツェ、マカルウという世界の最高峰4座を360度のパノラマで眺められる点です。トゥムリングからは3座が見えます。
サンダクプ・トレックとは
私が2016年にサンダクプ・トレックを体験した当時は、主に2つの方法しかありませんでした。1つは全行程を徒歩で(5日間)行く方法、もう1つはクラシックなランドローバーで走る方法です。当時は道路が未舗装で危険性が高く、ジープでの走行を諦めて歩く人が多かったのです。
その後、道路整備が進みました。ヒマラヤの多くの地域と同様に、デリー‑マナリやマナリ‑レッジへの道路が整備されたように、サンダクプ・トレックも新たな舗装道路が完成しました。
2018年に道路工事が完了し、ほぼすべての車が最終地点まで走行できるようになりました。その結果、観光客が急増し、過剰観光の懸念が出てきています。
以下は2016年当時の未舗装道路の様子です。現在は本格的なアスファルト道路となっています。

このように、徒歩で全区間を歩くか、ジープで走るかという選択肢の魅力はやや薄れましたが、まだ自分で計画したいという方のために、基本的な情報をまとめました。
サンダクプへのアクセス方法
ダージリン、ガンジス、コルカタなど、どこから来てもタクシーでマネ・バンジャンまで送ってもらえます。マネ・バンジャンからは2通りの選択肢があります。
- トレッキング(おすすめ)
- 4WD車のレンタル(徒歩はしない)
サンダクプ・トレックはしっかりと標識が設置されており、現地ガイドがいなくても比較的安全に進めます。
2016年当時はランドローバーが主流で、1日あたり約3,000ルピーでレンタルできました。現在は他の4WDや民間車両も利用可能です。


サンダクプ・トレック ルートマップ
以下は距離と主要地点を示したルートマップです。道路状況は改善されていますが、距離や経路は変わっていません。

次に、5日間の具体的な日程をご紹介します。
1日目:マネ・バンジャンを出発し、途中の村々を迂回しながらトゥムリングへ向かいます(所要時間6〜7時間、距離約11km)。トゥムリングには数軒の宿泊施設があり、特に「マウンテン・ロッジ」のケシャリさんがオーナーです。
2日目:早朝にトゥムリングを出発し、シンガリラ国立公園内のカリポクリへ向かいます。公園内は有毒植物が多く、ベリー類は絶対に食べないでください。トゥムリングからカリポクリは約9kmの急登です。カリポクリのトレッカーハウスで宿泊します。
3日目:カリポクリからサンダクプへは約8km、5時間以内で到達できます。エベレストやカンチェンジュンガを望める絶景ポイントで、森の景観も堪能できます。ただし、夜は寒さが厳しいので防寒対策を忘れずに。
4日目:サンダクプからトゥムリングへ下山します。
5日目:トゥムリングからマネ・バンジャンへ戻り、そこから各自の拠点へ帰路につきます。
全体のルートは以下の画像で確認できます。


許可とガイド
このトレッキングに特別な許可は不要ですが、シンガリラ国立公園に入る際はガイドの同行が必須です。ガイドはGTA観光受付センターやマネ・バンジャンで手配できます。費用を抑えたい場合は、トゥムリングの村人に依頼するか、私のようにヒッチハイクで交渉する手もあります。
ベストシーズン
ヒマラヤのトレッキングと同様に、冬季は降雪で通行が困難です。モンスーン期(雨季)も降雨が激しく危険です。したがって、春と秋の2シーズンが適しています。
特におすすめは9月から11月です。天候が安定し、観光客も比較的少なく、モンスーン直後の緑が美しいです。4月から7月もトレッキングは可能ですが、宿泊施設やタクシーの料金が高騰しやすく、混雑が予想されます。




