『It’s Alive!』— カーク・ハメット・コレクションが贈るクラシックホラー&SFアート展
展覧会概要
ピーボディ・エセックス美術館で開催中の『It’s Alive! Classic Horror & Sci‑Fi Art』は、メタリカのリードギタリスト、カーク・ハメットが所有する135点のポスターや小道具を集めた展示です。ハメットは6歳の頃からホラーアートを収集しており、今回がそのコレクションの初の大規模個展となります。
恐怖と未知への関心
ホラー映画の広告は、細部へのこだわりと観客の好奇心を刺激するストーリーテリングが融合した作品です。展示を巡ることで、恐怖が私たちに警戒感を与えつつも、映像やアートに引き込む不思議な関係を再認識できるでしょう。
ポスターの歴史と保存状態
ハメットのコレクションに含まれる多くのポスターは、かつて何千枚も制作されましたが、広告が新しくなるたびに廃棄され、保存がほとんど行われませんでした。そのため、現在展示されている作品は、唯一のものや極めて稀少なものが多く含まれています。
1950年代以降、映画スタジオは制作前にコンセプトポスターを先に作成し、観客の関心度を測ることがありました。その結果、実際の映画内容と大きく異なるポスターが多数生まれました。
展示テーマ
展示はホラーの多様なテーマをポスターだけで読み解く構成です。代表的なテーマは以下の通りです。
- 不死者(ドラキュラ、ミイラ、フランケンシュタイン)
- 古典物語
- 異星人や深海といった「他の領域」
- 女性と権力
- 眼をモチーフにした作品
- 狂気の科学(マッドサイエンス)
- ゾンビ
- ホラーのパロディ
ハメットと音楽の融合
ハメットの音楽とホラーアートへのインスピレーションは、展示内で彼がデザインしたホラーアートテーマのギター6本を通じても表現されています。PEMのラッセル・W・ナイト海事芸術・歴史学部長であり、本展示の研究・企画を手掛けたダニエル・フィナモア氏は、ハメットを「モンスターのようにカルト的存在を体現するアーティスト」と評しています。
イベント情報
『It’s Alive! Classic Horror & Sci‑Fi Art』は2017年11月26日まで開催されます。オープニングイベントは9月23日(土)に行われ、ヘビーメタルヨガクラス、ホラー執筆ワークショップ、ギターアートデモ、映画『フランケンシュタイン』の上映などが予定されています。




