6月15日、シェフ・イリアナ・デ・ラ・ベガが案内するオアハカ周辺の5つのおすすめ飲食店
シェフのイリアナ・デ・ラ・ベガは、メキシコの食の都と称されるオアハカで、何を、いつ、どこで食べるべきかを熟知しています。母親はオアハカ出身で、スモークチリやリッチなチョコレート、独特なスパイスへの愛情を受け継ぎました。長年、オアハカで人気レストラン兼料理学校『エル・ナランホ』を経営していましたが、家族と事業をテキサス州オースティンへ移しました。
イリアナはAtlas Obscuraのツアー『Oaxaca: Tastes of Past and Present』のリーダーでもあり、2019年のJames Beard賞サウスウエスト部門ベストシェフ候補にも選ばれました。その経験と知識に基づくおすすめスポットをご紹介します。
Fonda Florecita
オアハカで最高の朝食スタンドと評されるFonda Florecita。特におすすめは『エンパナーダ・デ・フロール』です。注文を受けてから焼く大きめのトウモロコシトルティーヤに、溶けたクエシーヨ(フレッシュチーズ)、ズッキーニの花、地元産のチレ・デ・アグア、そしてチチャロンの脂(アシエント)を包みます。
併せてぜひ味わってほしいのが『チョコレート・アトレ』です。熱い白いアトレ(甘いマサ飲料)の上に、脂分の多いカカオ・ブランコ(パタクステ)を泡立てて乗せた一品です。カカオ・ブランコは地下で1〜2年熟成させた高脂肪カカオで、全粒小麦、セイロンシナモン、砂糖と共にホイップされます。

さらに『エンフリホラダス』(黒豆ソースのトルティーヤにフレッシュチーズとオニオンリング)や『エントマタダス』(赤トマトのエンチラーダ)も絶品です。

Casilda Aguas Regionales
ベニート・フアレス市場に代々受け継がれるCasildaのフレッシュウォーターは必食です。特に『ホルチャータ・コン・トゥナ』は、セイロンシナモン風味の米飲料に赤いサボテン(トゥナ)のピューレ、クルミ、カンタロープを加えた独特の甘さが魅力です。

El Lechón de Oro
深夜8時から朝4時まで営業する屋台『El Lechón de Oro』は、メスカルで酔った後の絶好のスポットです。メニューはシンプルですが、子豚とポークバット、または子豚とチチャロンの組み合わせが楽しめます。タコス、トスタダ、トルタの3形態で提供され、非常に辛いサルサは別添えで頼むと良いでしょう。

Tlayudas El Negro
オアハカ名物『タリューダ』は直径30cmほどのトウモロコシトルティーヤに、アシエント、黒豆ペースト、クエシーヨ、レタス、オニオンを乗せてグリルしたものです。好みでタサホ(薄切り塩牛肉)やセシナ・エンチラーダ(チリ・アドボで揉んだ豚肉)、チョリゾなどをトッピングできます。サルサはアボカドのマイルドなもの、パシージャチリ、そしてピクルスしたハバネロと赤玉ねぎの辛み添えがあります。

Nieves en el Jardín Sócrates
バシリカ・デ・ヌエストラ・セニョラ・デ・ラ・ソレダッドのすぐ外にある静かな庭園で、さまざまな『ニエベ』(アイスクリームとシャーベットの中間)を楽しめます。特に人気は『レチェ・ケマダ コン・トゥナ』――甘酸っぱい赤いサボテンと焦げたミルクの風味が絶妙です。他にも熱帯フルーツのマメイ、グアナバナ、黒ザポテといったフレーバーがあります。





