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蛾のように光へ引き寄せられた、ハワイの溶岩と狼クモの奇跡

はじめに

私は虫、とくに蛾が苦手だ。夜になると窓やフレンチドアに向かって何度も飛んでくるのは理解できない。唯一の対策は灯りをすべて消すことだが、暗闇の中で過ごすのは誰だって好きではない。

ハワイの火山女神ペレが最近見せている「61g」溶岩流も、まさに蛾が光に惹かれるような光景だ。夜になると溶岩の流れはまばゆい光を放ち、何百人もの観光客がその光に集まる。熱さや硫黄のにおい、険しい岩場を歩く疲労さえも、私たちをペレの領域へと導く。

妊娠7.5か月の挑戦

妊娠7.5か月の私は、もう一匹の蛾となり、ペレのオレンジ色の光に抗えなかった。ハイカーとしての経験がある私でも、10マイルもの不安定な岩盤を歩くのは本能に逆らう行為だった。しかし、61g溶岩流が数日間パリの上を流れ続け、いつ止まるか分からない今こそと、装備と水、そして力強い仲間たちと7月7日の午後に出発した。

「あそこから息が聞こえてくる?」と友人がからかったが、私は赤ん坊を背負う重みを感じながら、まるで15ポンドのボウリングボールを何マイルも運ぶかのように息を切らした。

ハワイ狼クモとの出会い

そのとき、割れ目の中にハワイ固有の狼クモ(Lycosa sp.)が潜んでいるのを見つけた。近づいて観察しようとした瞬間、クモの背中から小さな赤ん坊が次々と飛び出した。自分の胎児の重さに不平を言っていた私に、クモは「バス一杯の子ども」を背負っているのだった。

蛾のように光へ引き寄せられた、ハワイの溶岩と狼クモの奇跡

クモは割れ目から這い出し、背中の赤ん坊たちは毛むくじゃらの茶黒い体色に溶け込むように再び乗り直した。その姿は、光に引き寄せられる私と同じく、過酷な地形を勇敢に進む姿そのものだった。

溶岩流の最前線へ

やがて流れの端にたどり着くと、光り輝く溶岩の指が斜面に広がっていた。冷えた表層が割れ、足元から新たな溶岩が湧き出す音が響く。千枚の写真では伝えきれない熱と、さらに近づきたくなる強烈な魅力を体感した。私は蛾のように光に惹かれた自分を理解し、背中を撫でながら、出会った狼クモに感謝の気持ちを抱いて長い帰路に着いた。

蛾のように光へ引き寄せられた、ハワイの溶岩と狼クモの奇跡

ペレが灯りを灯す限り

  • 遠くから壮大な61g溶岩流とハレマウマウクレーターの溶岩湖の光景を楽しむTwilight Volcanoツアー
  • 6〜10マイルの過酷なトレッキングに挑める方は、Kilauea Lava Hikeツアーで溶岩流に間近で迫る。
  • ハワイ固有の植物・動物の驚くべき適応について学べるHawaii Forest & Trailツアー(狼クモなど)。

— April Nelson, 2016年7月9日

トラベルノート
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