英語マスターから料理を学べる?リムウッドホテルでの体験レポート
ロンドン在住の料理好き編集者マリカ・ダラマルは、料理の知識はほとんどゼロ。イングランドの田舎にあるリムウッドホテルで、英国屈指のシェフから料理を学べるか挑戦しました。
ハンプシャー州・リムウッドホテル(Angela Hartnettが監修、シェフ・ルーク・ホラーが在籍)でのクラスに参加することになり、最初は「一日中燃えて、コルドンブルーのように怒鳴られるんじゃないか」と不安でいっぱいでした。ですが、ニュー・フォレストの端に位置するこの素晴らしいスパホテルで一泊したいという思いが勝り、ロンドンから列車でリンドハーストへ向かいました。
HH&Co バックステージとは
ホテルのイタリアンレストラン「Hartnett Holder & Co」にちなんだ『HH&Co バックステージ』は、想像していたような堅苦しい料理教室ではありませんでした。ヘッドシェフ兼インストラクターのイアン・ロングホーンは「ファインダイニングではなく、楽しいダイニング」と説明。黒板に囲んでノートを取る形式ではなく、実際に料理を作りながら学ぶカジュアルなスタイルです。全日コースは午前9時から午後5時までで、パスタやリゾット、魚介、ジビエ、クリスマスディナーまで幅広く対応。半日コースではアフターヌーンティーやカナッペの作り方も学べます。

学習キッチンの様子(写真:マリカ・ダラマル)
シーズナル・エンターテイニング・クラス
季節のエンターテイニングクラスは最大10名、実際には7名が参加。3コースのディナーパーティーメニューを作ります。専用キッチンは機能的で、家で料理するよりもずっと楽に感じました(洗い物がないのが大きいです)。
ロブスターとマンゴーのサラダ
最初のメニューは、ロブスターとマンゴーのサラダ。イアンは「ロブスターは生きたまま茹でるのではなく、氷水に沈めて意識を失わせてから脳を刺すのが人道的」と説明しました。私がベジタリアンだったことを言い訳に、イアンにロブスターの処理をお願いしましたが、結局自分で処理する羽目に。

ロブスターサラダ(調理前・調理後)
シーバスのキャセロール
続いてはシーバスのフィレ。頭とヒレを取り除き、骨を抜く作業は思った以上にスムーズで、二枚の完璧なフィレが手に入りました。これをトマトソース、トリュフバター、ロブスタービスクでオーブン焼きにし、ローズマリーフラットブレッドを乗せたキャセロールに仕上げました。キッチンの共用テーブルで、ホテルのソムリエが選んだワインと共にランチタイムを楽しみました。

シーバスキャセロール(調理前・調理後)
バニラのパウンドケーキとパンナコッタ
ランチ後、バニラのさやを割ろうとしてほぼ自分を刺しそうになり、さらにバターミルクパンナコッタに水を入れて失敗。そんなハプニングも楽しめるのがこの教室の魅力です。
Angela Hartnett の「リッチマン・パスタ」
午後は、ミシュランシェフのAngela Hartnettが特別に教えてくれる「リッチマン・パスタ」のワークショップに参加。卵黄9個と小麦粉で作る自家製パスタに、エンドウとリコッタのラビオリ、ファルファッレ、タリアテッレを「パスタギター」という珍しい機械で成形しました。
家に帰って夫にラビオリを作ってみたものの、鍋の中で爆発して緑と赤のペースト状に。夫は「クインアサラダよりはマシだ」と笑ってくれました。
ラビオリ作りに挑戦
PLAN YOUR TRIP
肉料理、パーティー向けケーキ、クラシック料理、ベジタリアン向けクラスなど、テーマ別のコースが常時開催。ゲストシェフとしてGizzi Erskine、Sabrina Ghayour、Mitch Tonksらが登場し、Angela Hartnettは月に一度はパスタ・リゾットのクラスを担当しています。詳細は公式サイトをご確認ください。
HOW TO GET THERE
ロンドンから車で約90分、またはロンドン・ウォータールー駅からブロッケンハースト駅まで直通の電車で約2時間。ブロッケンハーストからリムウッドホテルまではタクシーで約12ポンド、所要時間は10分程度です。




