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クレタ島のイースター料理と伝統的な食文化

イースター前の準備

クレタ島の古くから受け継がれる料理は、イースター祭りなどの大きな祝祭で多彩なメニューが振る舞われます。聖木曜日(マウンドゥ・サーズデー)になると、家庭のオーブンはカリツーニア、アネヴァタ、リュフナラキアといった甘いチーズパイや塩味のチーズパイで賑わいます。

タルテレスは甘いミツィスラチーズをシナモン、マスティック、または細かく刻んだペパーミントで風味付けした伝統的なタルトで、イースターの日曜の定番です。その他、卵染め(赤が最も一般的ですが、他の鮮やかな色も使用されます)や、赤い卵を編み込んだフワフワのツーレキ、赤い卵を三つ飾ったラムプロウラといったパン類も作られます。

聖土曜日の朝

聖土曜日の早朝、地元の主婦たちは復活ミサ後の豪華な晩餐の準備に取り掛かります。断食が終わると、ラムの臓物を細かく刻り、レモン汁、レタス、ディルで味付けしたスープ「マゲイリツァ」や、ラムの腹部を臓物で包んだ「ガルドゥマキア」(オーブン焼きまたは鍋で煮込み)などの肉料理がテーブルに並びます。新鮮なチーズと、願い事を交わす際に欠かせない赤ワインも用意されます。

復活祭の日曜のメインディッシュ

復活祭の日曜の朝は、ローストラムや子羊の串焼きの準備で忙しくなります。招待された場合、屋外で炭火や土のくぼみに火を起こし、炭が白熱したらスーヴラ(串)に肉を刺して焼き上げます。ローストラムや子羊はクレタ島の伝統的なイースター料理です。

かつては「オフト」や「アンティクリスト」と呼ばれる独自の焼き方があり、大きな肉塊(グリディア)を木製や鉄製の串に刺し、火でじっくりと焼き上げていました。その他、茹で子羊、トマトソースと地元パスタ「ストリフタ」で煮込んだ子羊や羊肉、アーティチョークと卵レモンソース(アヴゴレモノ)で仕上げた料理も人気です。ハニアへ行くなら、ぜひ「トゥルタ」肉パイを味わってください。

祝祭の続く一日

食事は一日中続き、親戚や友人が次々と訪れます。ワインは何度も注がれ、強い伝統酒「ツィクーディア」(ラキ)を飲みながら、民謡に合わせて踊り、即興詩「マンティナデス」や無伴奏歌「リジティカ」を歌います。

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