サンタフェの冬の料理の起源を探る
サンタフェの冬の味覚巡り
サンタフェが冬の寒さを迎えると、歴史的な食文化が息を吹き返し、古代の味わいと季節の温もりが融合します。この街を形作った様々な文化が生み出したボリューム感のある料理は、過去への敬意を示すと同時に、現代の味覚も満足させます。さあ、サンタフェの冬の定番料理を巡る食の旅へ出かけましょう。
クリスマスの主役:タマレ
Tはタマレ、私たちが大好きなご馳走! (写真提供: サンタフェ料理学校)
タマレは見た目はシンプルでも、作り方は芸術です。自宅で大量に作れば、赤チリの豚肉やベジタリアン向けの具材など、好みのフィリングで存分に楽しめます。柔らかいコーンミールのマサに包み、トウモロコシの葉で蒸すことで、手軽に持ち運べる完璧な一品になります。
メソアメリカで紀元前に誕生したタマレは、狩猟者や旅人、軍隊の糧として長く親しまれ、スペイン人到来以前からの伝統です。このメキシコのクリスマス習慣はニューメキシコへ渡り、サンタフェでも年末の定番となりました。祖母の台所で手作りするもよし、地元レストランで味わうもよしです。
1952年創業の「マリアズ・ニュー・メキシカン・キッチン」は、サンタフェの名店として有名です。マルガリータとタマレを合わせて、赤チリの程よい辛さが柔らかいマサと絶妙に調和します。
マリアズ・ニュー・メキシカン・キッチンで、サンタフェの冬の雰囲気と熱々タマレをお楽しみください。 (写真提供: ABQ Journal)
ラ・プラズエラでサンタフェの彩り豊かな味を堪能。
雰囲気を重視するなら、プラザにあるラ・フォンダの「ラ・プラズエラ」がおすすめです。天窓と新装のインテリアが特徴。赤チリ・緑チリ、あるいは「クリスマス・スタイル」の二種のチリを使ったタマレは、通年提供されているサンタフェの伝統料理です。
体を温めるポソレ:冬の定番スープ
トウモロコシは新大陸の先住民にとって神聖な作物で、ポソレ(ポゾレ)はその多様性を象徴する料理です。乾燥した粒を石灰で浸し、皮を剥いてから豚肉、ニンニク、玉ねぎ、赤チリ、各種スパイスとともに煮込みます。シェフの工夫次第で味わいは無限に広がります。
クリスマスイブに提供されることが多く、家族が「ラス・ポサダス」の再現劇に参加しながらポソレがゆっくりと煮込まれます。そのボリューム感は深夜の祝宴や、サンフランシスコ大聖堂でのミッドナイトミサのエネルギー源となります。
「ティア・ソフィア」は朝食とランチで人気の店で、ポソレはエンチラーダと一緒に、あるいは単品でも提供されます。家族経営のキッチンでは、地元ミュージシャンのアレックス・マリョルが顔を出すことも。
グリーンチリシチュー:冬のスパイシーコンフォート
グリーンチリはサンタフェの食卓に欠かせない食材で、ローストして皮をむき、冷凍保存します。肉とジャガイモ、玉ねぎを伸ばすベースに、ピリッとしたグリーンチリソースを加えて作ります。豚肉、牛肉、鶏肉、七面鳥のいずれでも美味しく仕上がります。
レイルヤードにある「トマシータ」はチリで有名です。予約は不要ですが、マルガリータで待ち時間を快適に。40年にわたり同じ家族が手がける「ビッグボウル」は、豆やポソレを加えてカスタマイズでき、満足感たっぷりです。
ビスコチート:ニューメキシコ州公式クッキー
1989年に州の公式クッキーに指定されたアニス風味のビスコチートは、ラードまたはバターで作られ、ほのかな甘さが特徴です。祝祭シーズンに登場し、コーヒーと相性抜群です。
ビスコチート、ぜひどうぞ!
サンタフェ料理学校のレシピで自宅でも作れますし、The Chocolate Maven でバター入りのものも購入できます。
サンタフェのホリデー味を満喫しよう
サンタフェの食文化は伝統と革新が融合しています。今回ご紹介した冬の料理は街の遺産を体感できる絶好のチャンスです。歴史あるこの街で、ぜひ実際に味わってみてください。




