ペルー・アマゾンで自分だけのインディ・ジョーンズ体験
アマゾンの豊かなジャングルが期待以上の感動をくれた。
ペルー・プエルト・マルドナド―アマゾンへの憧れは、ナショナルジオグラフィックやヴェルナー・ヘルツォーク監督の映画『アギーレ 神の怒り』で育んできた。昨春、Fathomの取材でペルーに到着し、聖なる谷でマチュピチュを巡り、標高の高いクスコを散策した後、最終目的地のプエルト・マルドナドへ向かった。
クスコからプエルト・マルドナドへ短いフライトで向かうと、降下直前に濃い緑のジャングルとマドレ・デ・ディオス川が広がっていた。川面にチョコレート色の小舟が浮かび、ツタが枝から垂れ下がる様子を見て、サルやアナコンダがすぐそこにいるように感じた。
Inkaterra Hotels のアンジェロが空港でゲストを迎え、マドレ・デ・ディオス地域にある3つのリゾート(Inkaterra Reserva Amazonica、Inkaterra Guides Field Station、Inkaterra Hacienda Concepción)を紹介してくれた。
シャトルバスで町を抜け、川の港に到着するとボートタクシーが待っていた。救命ベストを装着し、カヌーの先端に立って眺めるアマゾンの光り輝く緑は、まさにインディ・ジョーンズになったような気分だった。
Inkaterra Hacienda Concepción は、ジャングルの雰囲気を残しつつ適度なラグジュアリー感がある。メインハウス「Casa Grande」にはレセプション、レストラン、ラウンジがあり、窓からは密林が一望できる。まずは地元産の食材を使ったビュッフェランチを堪能した。
ランチ後、専用のカバナ(全19室)の鍵を受け取り、自然学者兼ガイドのルーベン・レオン(通称「ザ・ライオン」)と合流した。彼は地元出身の頑強な人物で、2泊の滞在中に夜のボア探しトレッキングや30メートル上のキャノピー・ウォークウェイ、そして翌朝のサンドヴァル湖トレッキングなど、ほぼ全てのアクティビティに参加した。
雨季の終わりに行ったサンドヴァル湖へのトレッキングは、泥に足を取られながらの過酷な道のりだった。雨が降り続く中、ボアは姿を見せず、ライオンは自ら道を切り開きながら先導した。泥に足がはまるたびに、足先だけで抜くテクニックを覚える必要があった。
やがてトレイルの終点に到達し、木製のカヌーで湖面をゆっくりと進んだ。ライオンは疲れを見せず、オーベルジンのようにオールを握り、私にグラノーラや果物、冷たいタオルを差し出してくれた。
雨季のメリットは、暑さと湿度が抑えられる点だ。曇り空の下、湖面は鏡のように静かで、カイマンやピラニアの姿もちらりと見えた。ハエトリウスやカラフルな鳥、花々が周囲に広がり、まさに『ナショナルジオグラフィック』のページが目の前に広がった。
湖で最も注目すべきは絶滅危惧種のリバーオッターだ。何隻かのボートが通過するたびに、ライオンは漁師にオッターの目撃情報を聞き、やがて数匹が背泳ぎで魚を捕まえている姿を見つけた。カメラを置き、静かにその光景を楽しむ瞬間は格別だった。
この地域で私が最も感動したのは「そこにいる」実感だ。ショーや檻に入ったジャガーはなく、自然のままの動植物と向き合えた。ラグジュアリーな宿と食事でも、泥だらけの足跡を残すことで初めて得られる喜びがあった。
夜はロッジに常駐するスタッフと共にディナーを楽しみ、網で捕まえたボアの救出や未接触部族の話、世界最大級の淡水魚パイチェの調理法など、様々なエピソードが語られた。日常から離れ、まさに自分が求めていた場所にいた。
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