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Minici、これまでで最高の宿

結局、私たちが求めているのは同じものです。魅力、惹きつけられる感覚、そして官能的な体験。Kerry Saretskyさんとご主人は、エトナ山の麓にある静かなシチリアの邸宅でそれらすべてを見つけました。忘れられないおもてなしがそこにはありました。

Monaci delle Terre Nere(通称 Minici)

シチリア・エトナ山麓にあるMonaci delle Terre Nereは、私たち夫婦が「Minici」と呼んでいます。愛すべき場所には愛称が似合うからです。数多くのホテルに宿泊してきましたが、ここほど心に残る宿はありません。以後、どのホテルが私たちを迎えても、この“旅行の歓びの砦”と比べてしまいます。

細部まで鮮明に覚えています。

Minici、これまでで最高の宿

シチリアの隠れ家。

ホテルまでの道のり。人里離れたロケーション。GPS座標とレンタカーのGarminがなければたどり着けませんでした。

車を止めた瞬間に漂うオレンジの花の香り。エトナ山の黒い土に刻まれた階段を上り、メインハウスへ。滞在中も階段を上がり続け、プールやトマト畑、シトラスの木立へと辿り着きました。

プールに浮かぶ落ちたオリーブ。バルコニーに実ったアーモンドの実。古代の巨大なワインプレスの中で、まるで収穫されたばかりのブドウのように朝食を楽しんだことを今でも覚えています。

Minici、これまでで最高の宿

プールでひと泳ぎ。

Minici、これまでで最高の宿

トマト畑の赤い実。

血橙ジュースの鮮やかな赤、潰したブドウジュースの王者の紫。フレスコ画とネオンの看板が、2階のラウンジ兼レストランに多彩な魅力を与えていました。

カクテルタイムは、古さと新しさが絶妙に混ざり合う涼やかなひととき。セットディナーやカジュアルなランチは、隣のテーブルのゲストと地元産の食材について語り合う場でもありました。毎晩、枕元にはアーモンドのタイルとラベンダーの小枝が添えられ、スタッフは72時間足らずで私たちに親身になってくれました。その温かさに、目頭が熱くなるほど感動しました。

Minici、これまでで最高の宿

開放感ある空間。

ロンドンに戻った今、こう問います。「Miniciのピスタチオペストは覚えている?」 「Miniciの朝食は?」 「あのナスは?」 「プールは?」 「オーストラリア人カップルと飲んだ思い出は?」

私たちにとって、Monaciは新しい形のホスピタリティの象徴です。素朴な魅力とシンプルなエレガンス、そして古さと新しさが程よく混ざり合う雰囲気。豪華すぎる金箔のバンケットホールではなく、手入れの行き届いた農家宿の親密さが際立ちます。農業体験型の宿泊施設(アグリツーリズモ)の最高峰で、訪れる人は本当のゲストとして迎えられ、土地・建物・スタッフと訪問者の関係に誇りが宿ります。まさに、明るく輝く火山の魔法です。

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