外国のディナーパーティーで出会った見知らぬ人たち
ホストもゲストも、言葉も文化も全く知らないディナーパーティーに参加した読者の体験談です。Fathom読者のGretchen Finnが綴る、後悔のない冒険をぜひご覧ください。
メンドーサでの地下ディナークラブ「Los Chocos」体験
アルゼンチン・メンドーサの暗い路地にある小さな家の前に立ち、飛行機の疲れを振り払うように瞬きをした。米国からチリを経て、ずっと待ち望んでいたアルゼンチンへやってきたのだ。スペイン語はほとんど話せないまま、二人のプライベートシェフが自宅で開催する地下ディナークラブ「Los Chocos」に足を踏み入れることにした。
ドアが勢いよく開き、笑顔のマーティンが熱い歓迎とキスの挨拶をくれた。部屋に入ると、暖かな光に照らされた食卓と、厨房へ続くドアの裏で鍋やフライパンが奏でる音が聞こえてきた。マーティンがカクテルを手渡すと、泡が上昇していく様子に緊張が和らいだ。
照明が落とされ、マーティンはテーブルの周りに集まった私たちに「今夜のシェフは…マーティンです」と紹介した。二人のマーティンがリビングルームでマルチコースの料理を提供し、メンドーサの美しさ・生命・精神を表現すると約束した。フランス語の知識が多少役に立ち、英語でのやり取りに協力してくれたマーティンの親切さに感謝した。
コース紹介と料理の魅力
最初に出されたのは、地元産のブドウとフルーツで作ったロゼ・サングリアに添えた、鶏レバーのパテと甘いクインスマーマレードを乗せたクロスティーニ。続くコースは、かぼちゃのピューレにペストと地元チーズ、かぼちゃの種、ビーツとザクロのサラダが添えられ、メンドーサ産のワインとともに牛肉とチミチュリの風味を堪能した。
各料理は芸術的に盛り付けられ、マーティンが語る農家や季節の話が食べるたびに深みを増した。米国でもファーム・トゥ・テーブルは流行っているが、メンドーサでは土地と農業が生活の根幹にあり、情熱的に育まれていることが伝わってきた。
エピローグ:思い出のキャンバス
食事の締めくくりにエスプレッソとアルファホールを楽しんだ後、シェフのマーティンがキャンバスとペンキを持ち出し、テーブル上の空白のキャンバスに指紋を押すよう提案した。これにより、私の存在がこの体験の一部として永遠に残ることになった。
最初は不安だった外国人の私が、今ではマーティン夫妻とサングリアを分かち合い、メンドーサの魂が血の中に流れるような感覚に変わっている。
場所・予約
Los Chocos
予約必須
ドリンクレシピ
Los Chocos サングリア
・若いロゼワイン 1本
・有機ブラウンシュガー 大さじ3
・オレンジ 2個
・みかん 2個
・桃 2個
・ブドウの房 1房
・酸味のあるプラム 2個
・ライム 1個
すべてを混ぜ、氷とともに冷やして提供。サルゥド!
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