台北の裏側を探る:都市の境界を超えて
東アジアの旅行先に台湾を考えたことはありますか?ぜひ検討してみてください。美味しい料理、ショッピング、自然が豊かで、価格も驚くほど手頃です。まずは台湾の首都・台北へ、そしてその郊外へ足を伸ばせば、魅力がぎっしり詰まった旅が待っています。シンガポール出身で寄稿者のBecky Cheangが案内します。
台北、台湾――台湾はアジアで最も過小評価されている国です。日本の伝統や中国の新エネルギーに注目が集まる中、台湾は東アジアの忘れられた中間子のような存在です。もちろん日本は素晴らしいし、中国の上海はニューヨークに匹敵する活気があります。しかし、政治的なドラマを超えて、台湾には魅力がたくさんあります。旅行リストにぜひ加えてみてください。
政治的背景:台湾は複雑な歴史を持ちます。17世紀にスペインとオランダに支配され、18世紀に大量の漢民族が移住し、20世紀中頃まで中国と日本の争奪戦の舞台となってきました。現在は、主権国家としての認知を巡る緊張が続いています。
地理的特徴:台湾はほぼ一枚岩のような島です。プレート境界に位置し、海底火山や活断層に囲まれています。世界で4番目に高い標高を誇る島で、中央部と東側は森林や山岳が広がります。都市は主に西海岸に集中しており、これは中国本土に近いことと、平坦な地形が理由です。
この政治と地理のユニークな組み合わせが、鮮度抜群で手頃な価格の寿司やハイキングコース、インディーなクリエイティブシーンを生み出しています。台北市内だけでも、夜市、ショッピング、博物館が数多く点在しています。また、台湾は日本や中国ほど観光客が集中していないため、ほとんどのスポットが比較的安価です。
私が3度目の台北旅行で、両親と一緒に新しい発見を求めたときのことです。子どもの頃、父と土曜に衝動的にバスや電車に乗り、終点まで行って景色を変えては新しい街を探検する習慣がありました。この習慣は、慣れ親しんだ街を再発見したり、疲れた週をリセットする最高の方法になっています。
そこで、父のヒントに従い、地下鉄カードが行ける限り遠くへ出かけました。(ちょっとした裏情報:台北MRTの全駅にスタンプが設置されており、集めると旅の思い出になります。30歳近くになるとちょっと恥ずかしいかもしれませんが、シンプルで甘い楽しみです。)以下は私のお気に入りスポットです。
淡水(たんすい)
赤線(レッドライン)の北西端に位置する淡水は、台湾海峡へと続く大きな河口に面し、17世紀オランダの要塞「サンドンゴン要塞」があります。もともとはスペインが築いた要塞が、1642年にオランダに奪われ、後にイギリス領事館として利用されました。
ちょっとしたエピソード:父と私は要塞前に自分たちの姓(鄭)が書かれた旗を見て感激しました。台湾の有名な将軍で、オランダ勢を追い出した人物と同じ姓です。
赤レンガの要塞を見学したら、淡水老街や海辺の散策路を通って、台湾海峡に沈む夕日を眺めましょう。帰りは「Between Tea House」でひと休みし、時間が合えば「雲門劇場」のダンス公演(シカゴのBeanとは無関係)をチェックしてください。
象山(しょうざん)
赤線の東側にある象山は文字通り「象の山」。登山道はシンプルですが階段が多いので注意が必要です。山頂からは台北101ビルと街全体を一望できます。ハイキング後は、駅から一駅だけ離れた台北101エリアの旧軍事住宅街「四四南村」でランチを楽しんでみてください。
貓空(まおく)
茶色線(ブラウンライン)の南東端に位置する貓空は、ハイキング不要で景色とともにお茶を楽しめる最高スポットです。台北動物園駅からゴンドラに乗り、地下鉄カードで割引が受けられます。山頂では茶畑を散策しながら寺院や滝を巡ることも、伝統的な茶屋で地元茶と軽食を味わうこともできます。
北投(ほくとう)
台北の北に位置する陽明山の麓にある北投は、名高い温泉エリアです。近くのリレイ&シャトー「Villa 32」ではプライベートの地熱温泉が楽しめます。また、台湾初のエコ図書館として認定された「台北市立図書館北投支部」は、木材をふんだんに使用したインテリアと、囲むようなバルコニーがインスタ映えします。
近隣の士林エリアへ足を伸ばせば、国立故宮博物院があります。敷地は約2ヘクタール、所蔵品は約70万点で、特に明清時代の中国史料が充実しています。私の両親は書道や翡翠、王室家具などを見て、約6時間も滞在しました。
その他のおすすめ
近郊の港町・基隆(きろう)も訪れてみましょう。バスで約1時間、台北の地下鉄カードがそのまま使えます。基隆の夜市は台北のどの夜市よりも活気があり、海岸沿いのハイキングコースも整備されています。
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