子守唄カスバ
はじめに
これから語る内容は、やや自己主張が強く聞こえるかもしれません。
夫と私は、子どもをディズニーランドに連れて行ったことが一度もありません。まさに「罰を好む」タイプの親で、子どもたちを足の多い飛行機に乗せ、文化的に豊かな場所へ向かい、学びや冒険を通じて成長させようとします。その結果、私たちは自分たちを苛立ちと疲労で追い詰めてしまうのです。
マラケシュへの旅
この歪んだ理念の集大成が、マラケシュへの旅行でした。ザックは3歳、クレオは2歳です。ボストンからの往復は、パリで数泊の乗り継ぎを挟んでいました。パリでの停留は、家族にとって喜びと期待に満ちた時間でした。エッフェル塔を子どもに見せるだけでも十分だったのに、メディナを探索することはまさにご馳走のように感じました。しかし、帰路のパリでの乗り継ぎは、クレープ・シュゼットがいくらあっても元気が戻りませんでした。
予想外の落とし穴
マラケシュに到着すると、すぐに回避できる小さな罠があることに気づきました。強烈な日差し(70 SPF が必要です)、子どもに合わない食事(タジンは小さな味覚には刺激が強すぎます)などです。
しかし、もっと大きな問題が待ち受けていました。何十年も待ち望んでいた「六階建てのリヤド」や「屋上庭園」も、幼い子どもを抱えては楽しめません。朝の祈りの時間に、時差ぼけで寝付けない2歳児を抱えるのは、正に有毒な組み合わせです。夫は長年、ジュマ・エル=フナ広場での交渉術を磨いてきましたが、実際には子どもの手に巧妙に渡される安っぽいお土産や生きたヘビを取り除く作業に追われました。
それでも至福の瞬間はありました。イヴ・サンローランが手がけたマジョレル庭園を散策し、感動で「死にそう」になるほどの喜びを味わいました…が、娘が拳ほどの大きさの甲虫を見て叫び声を上げた瞬間は、恐怖で「死にそう」になりました。その甲虫はサドルでもつけられそうなほどの大きさでした。
危険は本当にあったのか
命に関わる危険はほとんどありませんでしたが、いくつかはかなり笑えるエピソードでもありました。しかし、これらが積み重なると常に神経が張り詰めた状態になり、普段は落ち着いた私たちですら緊張してしまいました。
ちなみに、マラケシュで大通りを横断しようとした経験は、子どもがいなくても身震いするほどです。信号も横断歩道もなく、車が止まるまで人が集まるのを待つのは、スタミナと勇気が必要です。ベビーカーと25ポンド(約11kg)のジャガイモ袋を両手に抱えていると、正に狂気の沙汰です。
ある危険な横断後、リヤドに戻ってビールを注文し、互いに「マラケシュの親はどうやってやっているんだろう?」と呟きました。
現地の温かさ
それでも現地の人々は家族中心の文化を持ち、他人の子どもに対して抱き上げたり、なでたり、かくれんぼをしたりします。私たちの子どもにも同様に接してくれました。最初の24時間で慣れ、以後は地元の人々が子どもについて話しかけてくれたり、息子に踊りを教えてくれたり、私たちだけではもらえなかったお茶を提供してくれました。
子ども連れの旅行は壁を取り除きます。あなたは「見知らぬ人」ではなく「親」になるのです。その結果、ディズニーでは体験できない、まさに「小さな世界」のグローバルファミリー感覚に近づくことができます。
次回の休暇では、ディズニーへの旅行も検討中です。
訪れた場所
以下はアレクサンドラが旅先で訪れた主なスポットです。
Riyad Al Moussika
62, Derb Boutouil
Kennaria, Marrakech
+212-5-24-38-90-67
Jardin Majorelle
Safi Boulevard
Marrakech
+212-5-24-31-30-47
Maison Arabe
1, Derb Assehbe
Bab Doukkala, Marrakech
+212-5-24-38-70-10




