パンデモニウムとは何か?
パンデモニウムの定義
pan·de·mo·ni·um n. Anarchy unleashed.(混沌の解放)
語源と初出
パンデモニウムは1667年にジョン・ミルトンが著した叙事詩『失楽園』の冒頭章に初めて登場します。ミルトンは古代ギリシア語とラテン語を組み合わせて造語し、Pan‑demon‑ium(全ての悪魔の住処)という意味を持たせました。これはサタンとその手下が棲む不浄のスティギア宮殿を指します。
失楽園の二つの堕落
『失楽園』は二つの堕落を描きます。第一はサタンと反逆天使たちが天国から地獄へと堕ちる過程、第二はアダムとイヴがサタンの陰謀によりエデンの園から追放される物語です。キリスト教的叙事詩でありながら、サタンはミルトンが描く最も人間味のある魅力的なキャラクターです。
サタンの独白(抜粋)
「さようなら、永遠に喜びが宿る楽園よ。
恐怖よ、歓迎せよ、地獄の世界よ、そして最も深遠なる Hell(地獄)。
新たなる支配者を受け入れよ。場所や時間に左右されない心をもたらす者。
心こそが自らの居場所であり、そこにて Hell を Heaven に、Heaven を Hell に変えることができる。」
サタンは仲間の堕天使たちを激昂させた後、ロックンロール史上最も有名な叫びを残します。
「地獄で支配する方が、天国で仕えるよりましだ」
出典
この記事は John Bemelmans Marciano の『Toponymity: An Atlas of Words』から抜粋し、許可を得て掲載しています。




