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パタゴニアで初めてのソロハイキングに挑戦した日

正直に言うと、ソロ旅行や単独ハイキングは得意ではありません。イグアスの滝を初めて見た瞬間やゴールデンゲートブリッジを渡った感動、アジアの仏教寺院訪問、アンコールワットの朝焼けなど、感動的な体験はパートナーのジェスと共有したいものです。二人で登山や洞窟探検をすると、自然と深い会話が生まれます。

以前、ジェスは足首の怪我でグアテマラの火山登山に参加できませんでしたが、今回はパタゴニアを逃すのが特に残念でした。アルゼンチン・エル・チャルテンは、バリロチェから南へ27時間のバスで辿り着く遠征地です。チリで最高のケーキを堪能しながらハイキングを休止していた私たちも、体力に合わせて滞在日数を短縮し、挑戦することにしました。パタゴニアで初めてのソロハイキングに挑戦した日

エル・チャルテン:パタゴニアのトレッキング天国

宿に向かう車窓から見える景色に、ここが正解だと直感しました。1985年に設立されたこの小さな村は、フィッツロイ山脈への登山拠点としてだけに存在しています。道路からわずか50メートルの位置にトレイルが始まることもあり、山々に囲まれたリモートな雰囲気と、Wi‑Fiを除けばしっかりしたインフラ(レストラン、カフェ、宿泊施設)が整っています。予約を迷って遅くに決めたため、やや高価なコンテナ型ホステルに泊まりましたが、ここも味わいがあります。

パタゴニアで初めてのソロハイキングに挑戦した日

それから、初めての本格的なソロハイクを計画。選択肢は豊富です。

エル・チャルテン周辺の主なハイキングコース

  • ミラドール・デ・ロス・コンドレス(1時間)
  • ミラドール・デ・ラス・アグリラス(1.5時間)
  • ガルガンタ・デル・リオ・フィッツロイ(1.5時間)
  • カーニャドン・デル・リオ・デ・ラス・ブエルタス(1.5時間)
  • チョリロ・デル・サルト(2時間)
  • ラグナ・カプリとリオ・ブランコ(フィッツロイ・ベースキャンプ)(4時間)
  • ピエドラス・ブランカス氷河(4時間)
  • ラグナ・トーレ(セロ・トーレとデ・アゴスティーニ・ベースキャンプ)(8時間)
  • ラグナ・デ・ロス・トレス(ポアンセノ・ベースキャンプ)(10時間)
  • リオ・エレクトリコ渓谷 – ピエドラ・デル・フライエ – ポローネ氷河(10時間)
  • ラゴ・トロ(14時間)

中でも壮大な「ラグナ・デ・ロス・トレス」(10時間)と人気の「ラグナ・トーレ」(8時間)に心が揺れましたが、久々のハイキングで8時間程度ならソロでも可能と判断し、ラグナ・トーレを選択。往復のうち3時間で湖まで到達し、途中でグラシアル・グランデとセロ・トーレの眺望ポイントにも立ち寄ることができます。

パタゴニアで初めてのソロハイキングに挑戦した日

エル・チャルテンでのソロハイキング挑戦

朝、装備が足りないのではと不安がよぎります。北面ブランドのプロたちがポールや防水パンツ、キャメルバックを身に着けている中、私はジーンズとスニーカーだけ。長期間ハイキングから離れていたので、街の西側にある急な登り坂が目の前に立ちはだかります。パタゴニアで初めてのソロハイキングに挑戦した日

勢いよく登り始め、他のハイカーを追い抜くと、5分ほどで息切れと肺の痛みが襲ってきました。プロに追い抜かれたからといって諦めず、やがて高原に到達すると体が慣れ始めました。パタゴニアで初めてのソロハイキングに挑戦した日

70リットルの大型リュックを背負ったアルゼンチン人バックパッカーが「頑張れ」と声をかけてくれたことが大きな励みになり、景色は次第に開けていきました。崖下の川沿いの小道、やがて遠くに見えるグラシアル・グランデ(セロ・トーレの雲に覆われた姿)へと続きます。
パタゴニアで初めてのソロハイキングに挑戦した日道は枯れ木の森や岩場を抜け、2時間ほどで湖「ラグナ・トーレ」に到着。ピクニックを楽しむグループがすでにいたほどで、予定より1時間早くゴールできました。パタゴニアで初めてのソロハイキングに挑戦した日

最後の展望ポイントは狭く岩が多いクレーターの縁にあるため、体力を要しましたが、青い氷がバリロチェのブラック氷河を映し出し、氷山が点在する湖面は圧巻です。規模はペリト・モレノ氷河ほどではありませんが、十分に感動的でした。達成感に満ちていましたが、やはりジェスと共有できない寂しさも残ります。パタゴニアで初めてのソロハイキングに挑戦した日
パタゴニアで初めてのソロハイキングに挑戦した日
パタゴニアで初めてのソロハイキングに挑戦した日氷河のせせらぎで水を補給し、ピクニックを終えて帰路へ。次はフィッツロイ山の眺望コース(ミラドール・デ・ロス・コンドレス、ミラドール・デ・ラス・アグリラス)を計画しました。パタゴニアで初めてのソロハイキングに挑戦した日

パタゴニアで初めてのソロハイキングに挑戦した日翌日は快晴でコンディションが上がり、エル・カラファテへ向かう時間が迫っていました。

エル・チャルテンとトーレス・デル・パイネ:パタゴニアのベストトレッキング拠点比較

短い滞在ながら期待以上の体験ができました。トーレス・デル・パイネはプエルト・ナタレスを拠点にバスで公園へ入り、リフュジオの予約が必要で費用がかさむのに対し、エル・チャルテンは街からすぐにトレイルへアクセスでき、日帰りハイキングやキャンプが無料です。ベッド志向のハイカーや天候が変わりやすいパタゴニアでは、こちらが最適な拠点と言えるでしょう。
パタゴニアで初めてのソロハイキングに挑戦した日

パタゴニアで初めてのソロハイキングに挑戦した日

エル・チャルテンでの必須情報

エル・カラファテへ飛行機で移動:バリロチェからの27時間バスは避け、エル・カラファテ空港へフライトし、そこから舗装道路のバスで2.5時間で到着します。

早めの予約が必要:ハイシーズン(12〜2月)は宿が埋まりやすく、予約しないと質の低い宿に泊まるリスクがあります。

ATMは2台完備:現金を大量に持ち歩く必要はありません(最新のガイドブックで情報を確認してください)。

パタゴニアで初めてのソロハイキングに挑戦した日

Wi‑Fiは不安定:最も利用しやすいのはラ・アルデアホテルのカフェ(Av. Güemes 95)です。

装備と食料:天候変化に対応できるレイヤーを持参。トレイル上に食料は販売されていないので、ピクニックやスナックを持参し、水は氷河のせせらぎで補給できます。

ハイキング情報:公式サイト elchalten.com でコース情報やマップが入手可能です。観光案内所(街の南端)でも地図が配布されています。標識は整備されており、ソロで不安な場合はガイドツアーの利用も検討してください。エル・チャルテンのガイドツアーを見る

パタゴニア全体の旅程(交通手段、費用、日数の目安)はこちら。

観光の名所
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