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マダガスカルの食文化を満喫しよう

マダガスカルといえば、遊び心あふれるキツネザルや古代の熱帯雨林、手つかずのビーチが思い浮かびます。しかし、この島国は多様な影響が融合した新興の美食天地でもあり、忘れられない味わいが広がります。

インド洋各地からの移住者がもたらした米は、現在マダガスカルが世界でも有数の一人当たり米消費国であるほどです。アフリカからは柔らかくジューシーなゼブ牛が、アラブ・インドの商人は香り高いスパイスを持ち込みました。フランス植民地時代にはバゲットや鴨肉への親しみが根付き、バニラの栽培も始まり、現在では世界的に有名な産地となっています。

フュージョン料理の極み

マダガスカル料理はアジア、アフリカ、ヨーロッパの要素を見事に融合させ、フランスで修業したシェフたちが洗練された料理へと昇華させています。

首都アンタナナリボの「La Varangue」では、著名シェフ・ラライナ・ラヴェロマナが地元産の高品質食材を使い、ミシュラン級の一皿を提供。代表メニューは、スモークラードで焼き上げたゼブステーキに、カレー風味の鶏レバー、スパイスを効かせたニンジン、濃厚なココアグレイビーを合わせたものです。

同店はフランスや南アフリカ産のワイン、そして厳選された現地ワインを取り揃えたワインセラーを誇ります。マダガスカルのワインはまだ黎明期ですが、ラム酒の製造技術は抜群です。レストランではシナモン、レモン、ライチ、バニラなどのフレーバーで仕上げた「rhum arrangé(ラム・アランジュ)」が食後のデザートとして人気です。

他にも、全島で本格的なフュージョン料理を楽しめるスポットとして、Mad Zebu(ベロ=スール=ツリビヒナ、032-07-589-55)、Chez Madame Chabaud(マジュンガ・ジェネラル・ド・ゴール通り付近、020-62-233-27)、Piment Banane(タマタベ通り、034-08-043-09)、Nosy BeのLes Bungalows d’Ambonara などがあります。

体験型の食ツアー

レストランだけでなく、マダガスカルではプランテーションや農場でのハンズオン体験も充実しています。北西部アンバニャのミロット・プランテーションでは、フランスのミシュラン星付きデザートに使用されるオーガニックココアをはじめ、イランイラン、ベチバー、パチュリーなどの香料作物を栽培。エッセンシャルオイルの抽出工程を見学し、テイスティングや香りの体験ができます。ツアーの最後には、濃厚なチョコレートケーキとココア入りラム酒を組み合わせた三皿コースが提供されます。

また、フィアナランツォアのラザン・イ・ベツィレオ・ヴィンヤードでは赤・ロゼ・白ワインのテイスティングが楽しめます。中部高原では、Le Coin du Foie Gras(RN7、ベヘンジ、033-11-033-26)で手作りのフォアグラや、AmbatolampyのFerme de Moraranoで自家製ジャムを味わうことができます。


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