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イタリア・ドロミテ山でハイキングとグルメを満喫

数年前、イタリア北部のドロミテ山脈を2019年の旅行先ベストに選びました。ここ数年で多くが変わったものの、ドロミテの魅力は衰えず、季節を問わずアウトドアを楽しめます。寄稿編集者のジェーン・ラルクワーシーが現地の体験をご紹介します。

イタリア・ドロミテ山脈は、長らくスキー愛好家に人気のエリアです。2009年にユネスコ世界遺産に登録され、2026年冬季オリンピックはコルティナ・ダンペッツォが開催地に選ばれました(ミラノと共同開催)。

私たち家族は山好きです。ニューヨークに住みながら、週末はバークシャーズでハイキング、休暇はロッキー山脈やユタ州のリトル・コットンウッド渓谷でスキーを楽しんでいます。パンデミック前の夏、パスポートとトレッキングブーツ、伸縮パンツを持ってイタリア・南チロル州のサン・カッシアーノへ向かい、ハイキングしながらスペック(燻製ハム)を味わえるか挑戦しました。

サン・カッシアーノへは二つのルートがあります。ラゴ・ディ・サンタ・クローチェの北側を西に回るか、コルティナ・ダンペッツォを更に北で西に曲がるかです。モンクレールのブティックが近いのが重要ならコルティナ、食と『サウンド・オブ・ミュージック』のオープニングシーンを再現したいなら、さらに40分足してアルタ・バディアに属する6つの村(コルヴァラ、コルフォスコ、サン・カッシアーノ、ラ・ヴィラ、バディア、ラ・ヴァル)を巡ります。どの村もヘイジ風の山小屋が点在し、車での移動は短時間です。

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シーン

この地域はオーストリアの影響が色濃く、南チロルが第一次世界大戦までオーストリアの領土だった歴史が反映されています。帽子やレーダーホーゼン、ディアンドルといった服装や、メニューのスペックやシュトゥルーデルが至る所に見られます。

街路標識はドイツ語、イタリア語、ラディーノ語(ロマンス系)の三言語で表記され、住民の多様性を象徴しています。

建築様式は統一感があり、いわゆる『シック・シャレー』と呼べるスタイルが支配的です。マックマンションは見当たらず、どのシャレーも本格的な山小屋の趣があります。

地形と道路

どのルートでもヘアピンカーブが続く山道を避けられません。運転中に少し汗をかくかもしれませんが、曲がり角ごとに見える雪を頂く峰々は息を呑むほどです。運転手に任せて窓を開ければ、次々に現れる壮大な山並みを堪能できます。

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絶対に体験すべきこと

朝はファネス・セネス・ブライス自然公園でハイキングを。現地のガイド会社『Dolomite Mountains』に依頼すると、スキーサファリや夏・秋のハイキング、バイクツアーなど多彩なプランを用意しています。ガイドが連れて行ってくれたロック・ド・ロチア峠の湧き水は、牛がまだ来ていなければ飲めます(6月下旬~7月上旬が目安)。登頂後はエメラルドグリーンに凍えるラガツォイ湖でひと泳ぎし、続くスコトーニ山小屋でキノコ入りポレンタを堪能してください。

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アクティビティ一覧

ドロミテはアウトドアの宝庫です。暖かい季節はハイキングやマウンテンバイク、寒い季節はスキーやスノーボードが主流です。

初心者でも挑戦したいなら、サス・デ・ストリア山の新設ヴィア・フェラタ(固定ロープの登山道)がおすすめ。第一次世界大戦の博物館『フォルテ・トレ・サッシ』の駐車場近くからアクセスできますが、必ずガイドと同行してください。安全面でのリスクが高いため、無理は禁物です。

クライミングに不安がある場合は、チェアリフトやゴンドラ、ケーブルカーで山頂へ。12以上のリゾートが通年営業しており、マウンテンバイク対応のものも多数あります。

自転車好きには、シンツァーノのスパンドレスやレンタルハイブリッド(Eバイク)で、山道と並行するトレイルを走るのが楽しいでしょう。

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歴史好きは『フォルテ・トレ・サッシ』を訪れましょう。第一次世界大戦の武器や制服、さらには当時の売春宿のサービスリストまで展示され、感慨深い体験ができます。

ショッピングも楽しめます。特にコルヴァラのブティック街は、ハイカーやサイクリスト向けのギアから、伝統的なディアンドルやレーダーホーゼン、さらにはカシミアのショールまで揃っています。

雪が降ればスキー・スノーボードに切り替わり、ハイキングはバックカントリースキーやスノーシューに変わります。アイススケートやソリ乗り、温かいボンバルディーノ(イタリア版エッグノッグ)で体を温めるのもおすすめです。

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宿泊施設

多くのホテルは外観に星評価を掲示しています。イタリア人は星制度が好きです。予算重視ならAirbnbも多数あります。

サン・カッシアーノの『チアサ・サラレス』は、ラディーノ文化が息づくロッジです。4つのレストランがあり、サイクリングツアーの拠点として人気。部屋はスカンジナビア風の温かみと、子ども部屋はレトロなヤードル風で、バルコニーからは広大なハーブガーデンが見渡せます。

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村の雰囲気を楽しみたいなら、近隣のコルヴァラにある『ホテル・ラ・ペルラ』がおすすめ。スパでのマッサージや、ミシュラン星付きレストラン『ラ・ストゥア・デ・ミチル』へのアクセスが便利です。

他にも、サン・カッシアーノの『ローザ・アルピナ』や、コルティナ・ダンペッツォの『クリスターロ』など、ラグジュアリーな宿泊先が揃っています。

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グルメスポット

ヘイジの祖父がレストランを経営していたら、バディア村の『マゾ・ランチ』になるでしょう。早めに訪れ、牛舎を見学しながら200年以上の歴史ある建物で、揚げたペイストリーやほうれん草とリコッタのラビオリ、手作りアイスクリームを味わってください。

ラディーノ語で「コクン」は『ボトルの栓』を意味し、24,000本のワインが保管された『チアサ・サラレス・ワインセラー』はワイン好き必見です。ソムリエのジャン・クレモンズが手掛けるバイオダイナミックワインは特におすすめ。ロゼは少ないものの、スパークリングロゼは近くの『プロセッコ・ロード』で簡単に手に入ります。

ミシュラン星付きレストランも多数あり、特に『ローザ・アルピナ』の三つ星はぜひ体験したいところです。

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旅行計画

アクセス方法
ベネチアまたはインスブルック空港から車で約2時間。ベネチア空港でレンタカーを借りる場合は、狭い道路に対応できるコンパクトサイズを選びましょう。

現地の移動手段
レンタカーが便利ですが、シャレーが点在する各村へはタクシーやシャトルバスも利用可能です。

ベストシーズン
暖かい山岳体験を求めるなら6月〜9月上旬が最適です。8月は混雑しやすいため、6月か7月をおすすめします。スキーシーズンは12月〜3月です。

予算とチップ
チップは必須ではありませんが、サービスに満足したら10〜15%程度を目安に。

持ち物リスト
トレッキングブーツとたっぷりの日焼け止めを忘れずに。

ツアー予約

自分で手配することもできますが、専門業者に依頼すればホテル、レストラン、アクティビティまでトータルで手配してくれます。『Dolomite Mountains』はハイキング、バイク、ランニング、マルチスポーツツアーのカスタムプランも提供しています。Fathom経由で予約すると特典があります。


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