危機支援:ロンドンのクラリッジスが NHS 医療従事者に食事と宿泊を提供
概要
コロナ危機に関する暗いニュースが続く中、ロンドンのクラリッジスホテルが英国国民保健サービス(NHS)の医療従事者に食事と宿泊を提供するという朗報が届きました。
支援の背景
メイボーン・ホテル・グループの広報部長、ポーラ・フィッツヘルバート氏は「私たちはホスピタリティ業界にあります。人を世話するのが仕事です。NHS のスタッフほど支援が必要な人はいません」と語ります。同グループはクラリッジス、ザ・コノート、バークレーというロンドン屈指のラグジュアリーホテルを運営しています。
先週、全ホテルが一時閉鎖され、すぐに支援体制へと転換。フィッツヘルバート氏は「食事とベッドが不足しているのは明らかです。私たちにできることはそれだけです。オーナーの賛同もあり、迅速に実行できました」と説明しました。
具体的な支援内容
まず、病院からの要請に応じて、石鹸・歯ブラシ・シャンプーなどのアメニティを提供。続いて、ホテルのレストランスタッフが毎日朝食とディナーを 500 人以上の NHS 従事者や地域介護施設向けに調理し、ドライバーが配達しています。
さらに、明日からは遠方に住むか、免疫力が低下した家族と同居しているため自宅に戻れない 40 名の医療最前線スタッフがクラリッジスに宿泊します。豪華な五つ星ホテルが「安心できる避難所」へと変わります。
安全対策と今後の展望
「スタッフの健康と安全は最優先です。NHS と連携し、政府のガイドラインと厳格なプロトコルを遵守しています」とフィッツヘルバート氏。200 年の歴史の中で初めて全館を閉鎖し、第二次世界大戦やブリッツの際は営業を続けてきたクラリッジスにとって前例のない挑戦です。
クラリッジスが拠点となり、最大規模のキッチンで食事提供が行われますが、他の二つのホテルの従業員も自発的にボランティアとして調理・配達・運営に参加しています。メイボーンは必要以上のボランティアが集まり、長期にわたる支援体制を整えています。
「皆が袖をまくり、できることをやっています。長期戦になるでしょう」とフィッツヘルバート氏は語ります。
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