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メキシコの“アグア・マラ”体験記:ポルトガル船乗りに刺された恐怖

メキシコでは「アグア・マラ(悪い水)」という言葉がよく聞かれます。一体何を指すのでしょうか?実際に体験した読者がその正体を突き止めました。

メキシコの“アグア・マラ”体験記:ポルトガル船乗りに刺された恐怖

プエルト・バジャルタでの出来事

プエルト・バジャルタを北へ走っていたとき、私は仲間のマイクとニコールに目を閉じるよう頼みました。救急キットからテープを取り出し、シャツをめくってテープを巻いたのです。深呼吸をしてテープをはがすと、激しい灼熱感が胸に走り、すぐに戻ってきました。テープは拷問用ではなく、クラゲの触手に付着した毒のある刺胞(ネマトシスト)を除去するためのものだと、野外医療のハンドブックに書かれていました。

30分前までは友人とビーチでくつろいでいましたが、海に飛び込み、すぐに刺されました。痛みが増すにつれ、波の下に潜りながら逆流に逆らって岸へ戻ろうと必死でした。走り去りたくても、冷静さを保ち、タオルで頭を覆い、ビキニの上を見ると赤い腫れと水ぶくれができていました。

友人から「尿で洗い流せ」と何度も勧められましたが、私はそれがクラゲの刺し傷だとは確信できませんでした。サーフィン歴が長く、何度も刺された経験はありますが、今回の痛みはそれとは比べものにならないほどでした。

メキシコに住んでいた頃、「アグア・マラ(悪い水)」という言葉を聞くと、すぐにクラゲだと思っていました。ある日、成人男性が海から足掻きながら出てきて、涙ぐんでいる姿を見て「弱虫だ」と思っていましたが、実は違いました。

“アグア・マラ”の正体はポルトガル船乗り

調べてみると、アグア・マラはクラゲではなく「ポルトガル船乗り(Portuguese man‑o‑war)」を指すことが分かりました。その毒はコブラの約70%の強さがあると言われています。驚きの事実に、仲間のティアナはマルガリータを勧め、ダイビングインストラクターのサリーは「誰にも尿をかけず、すぐに医師に連絡するべきだ」と助言してくれました。

約7時間にわたる燃えるような痛みと、何度かのマルガリータでやり過ごした後、やっと痛みは収まりました。腫れは数日間残り、あの体験は今でも鮮明に覚えています。


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