沈黙を追い求めて
沈黙を追い求めることは、私の執念であり、セラピーであり、人格の不可欠な部分であり、精神的健康に必要なものです。また、自然保護の強力なツールでもあります。ココス諸島で出会ったメスのタイガーシャーク以来、野生動物との静かな交わりを求めて旅を続けてきました。カザフスタンの草原やアンナプルナ山脈でも、心が完全に満たされる瞬間は訪れませんでした。この探求が私のキャリアを形作っています。
南極、2019年
オーストラリアからパタゴニア南端へ、そして伝説的なドレイク海峡を二日間航海した後、氷山の墓場の前に停泊した瞬間は、まるで夢の中にいるようでした。頬を刺すような冷風と、目に涙が溜まる感覚。夢なのか現実なのか分からないほどの興奮が抑えきれませんでした。
ザディックに乗り込み、安全装備を確認し、GPSに位置を記録。雪がゆっくりと降り、太い結晶が水面に静かに溶けていきます。私たちのミッションは、古代氷山が点在する湾を探検すること。船を離れ、湾の奥へと進むと、ザディックの航跡が鏡のような水面に波紋を描きました。雲が太陽を遮り、昼なのか夕暮れなのか判別できませんでした。
レオパードシールとの出会い
約30分ほど氷の巨人たちの間を滑走したとき、双眼鏡越しに300メートル先で何かが動いているのを見つけました。巨大な氷塊の裏側に、雪の上に静かに横たわる暗いシルエットがありました。エンジンを止めて漂いながら、野生動物を驚かせないように慎重に近づくと、斑点のある毛皮と太い首を持つ大型のメスのレオパードシールが姿を現しました。彼女はゆっくりと頭を横に振り、暗い大きな瞳で私たちを見つめました。その瞬間、寒さや痛みはすべて消え、ただ「沈黙」だけが支配していました。時間が止まったかのように、雪の結晶が宙に浮かびました。野生の頂点捕食者と目が合った瞬間、私は深い感謝の念に包まれました。
自然とのつながり
野生動物との近接体験は、私の中に眠っていた何かを呼び覚ました。E.O.ウィルソンが提唱した「バイオフィリア」理論が示すように、人は本能的に野生とつながりたい衝動を持っています。自然を愛することは人間の魂に不可欠であり、自然の一部であると実感したときに初めてその保護の重要性を認識します。
今こそ、アウトドアで得た知識と体験を共有し、人々が自然と向き合う時間を増やすことが求められています。これが私が獣医から野生動物ガイド、そして写真家へと転身した最大の動機です。
海洋保護への呼びかけ
私の活動は主に世界の海に焦点を当てています。海洋生態系は深刻な危機に瀕しており、これが人類の最後の救いの機会かもしれません。海とつながることは、愛すること、守ることの第一歩です。私たちの欲望が海を崩壊の瀬戸際へと追い込んでいます。
人は視覚情報に強く反応します。映像や写真は好奇心を刺激し、感情を呼び起こし、環境保護への内的対話を始めさせる鍵です。ジャック・クストーのVHFドキュメンタリーに育てられた私は、冒険心と敬意、好奇心を画像から受け取り、現在はレンズの向こうに立っています。
完璧な技術的画像を追い求めるのではなく、海の魔法、感情、沈黙、そして生き物の魂を捉えることに執着しています。適切な機材と訓練、そして心構えは必要ですが、最終的に自然が決定権を持ちます。規律、忍耐、寛容さが撮影のすべてに影響します。何週間も潜り続け、何千枚もの写真を撮っても、心に響く一枚に出会えないことがあります。自然のリズムは自らのペースで流れ、私はそれを愛しています。
写真家としての使命
私の写真は観る者の好奇心を刺激し、自然とつながり、脆弱な生態系を守る行動へと導くことを目指しています。タイガーシャークと目が合った瞬間から、私の内側は変わり、同じ感動を他者に伝えたいと願っています。自らの冒険とつながりを見つけ、地球を守る守護者になることができるよう、皆さんを鼓舞したいのです。
Sidetracked Volume 20 に掲載された Ángel の記事をぜひお読みください。




