テッサロニキの知られざる魅力

東ヨーロッパの宝石とも称されるテッサロニキは、千年にわたる文化と信仰の中心地です。モーツァルトの交響曲のように、さまざまな民族の影響が調和しながら重なり合っています。
地元が足繁く通う市場へ
観光名所の白塔や港、教会・修道院、ローマ遺跡などは語り尽くせません。今回は、地元の人々が日常的に訪れる隠れた名所を巡ります。
モディアノ市場(Stoa)
朝方のモディアノ市場は、ほとんどの店が閉まっている静かな空間です。肉屋や鍛冶屋、150年以上の歴史を持つ小さな酒場だけが灯っています。看板に「パツァススープ」とあったので、思わず注文。店主がオーブンから取り出したのは、私の大好物「ナスのパブツァキ」でした。暗い市場の中で、ひと口食べた瞬間にこの街に来た意味が分かりました。
カパニ市場
昼食後、通りを渡ってテッサロニキ最大の鮮魚市場、カパニ市場へ。商人の声が響き、価格交渉が飛び交う「組織的な」混沌の中で、魚の匂いと焙煎したコーヒー、ピーナッツの香りが漂います。
ラダディカ地区
市場を抜けると、食のメッカと呼ばれるラダディカ地区に到着。狭い路地にはテーブルが並び、ウェイターが客を呼び込む声が絶えません。途中には雑貨店も点在し、散策だけでも楽しめます。夜になると再び訪れたくなる雰囲気で、私たち家族もこの夏、数日間滞在する計画です。
ニック・スタヴロポウロス




