トレースなしの冒険:ロック・レヴェン湖周辺を自転車で巡る旅
エンバーバスでの出発と目的
エレクトリックバス「Ember」に乗り、St Andrew Square から出発したとき、8月に訪れる祭りの群衆が少なく、街は普段より静かでした。オフィスを早めに切り上げ、長時間の連続作業から解放されるために、自然と向き合う夜の山行を計画しました。自転車で丘を走り、自然と再接続することで、心身のリセットと集中力の回復が期待できると知っていたからです。
ロック・レヴェン湖周辺の自然と無ごみの道
キンロスを東へ抜け、ロック・レヴェン湖の岸辺に続く美しい砂利道を走りました。途中、他のサイクリストと笑顔で挨拶し、時折短い会話や犬のしっぽが揺れる光景がありました。水草や背の高い草、麦が風に揺れ、上空を鳥が旋回し、トラック横の牧草地では羊が日差しを楽しんでいました。ゴミは一切見当たらず、自然が手つかずのまま保たれていることに感動しました。
過去200年でロック・レヴェン湖は河川の堤防化により面積が25%減少し、島が新たに出現しましたが、今もなおゴミ問題はほとんどありません。これは、Trash Free Trails という団体が掲げる「2025年までに使い捨てごみを75%削減」という目標と合致しています。
プラスチック問題への考察と実践
湖岸の小さなビーチで休憩し、携帯電話を機内モードにしたまま自然の音に耳を傾けました。なぜ人々は田舎でゴミを捨てるのか、プラスチックが日常生活に深く根付いた結果、無意識のうちに放置されているのかと考えました。プラスチックボトルは分解に約500年かかります。もし16世紀にメアリー・スチュアートがこの岸辺でボトルを落としたとしたら、私が生まれる数十年前まで残り続けていたでしょう。
旅の準備でもプラスチック削減を意識し、プラスチック包装のパスタは入手できず、代わりに紙包装のシリアルバーやリサイクル可能なカートン包装の食品を選びました。ティーバッグや調味料はコンポスト可能な素材、インスタントコーヒーは再利用できる缶に入れ、ペストはガラス瓶から再利用容器へ移し替えました。さらに、出発と帰路は電動バスで移動し、走行距離はほぼ自転車のみで、排出量を最小限に抑えました。
旅のハイライトと出会い
ロック・レヴェン湖を離れ、狭い田道と砂利道を進み、花が咲く美しい牧草地で休憩しました。グレン・ヴェイルを登り、ジョン・ノックスの説教壇と呼ばれる岩礁を眺め、ローモンド山脈の間の開けた荒野へ向かう道標を通過しました。途中、カタラン・エコミュージアムで撮影した映画「Built to Last」のインタビューで、ウィルソン・ウィルキンソンさんが語った「風景とのつながりが行動を変える」という言葉が頭に浮かびました。
夜は西ローモンドと東ローモンドの間のキャンプ場でテントを張り、簡単なパスタとペスト、フラスコの飲み物で就寝。翌朝6時、激しい雨がテントを叩きましたが、フォークランドの「The Covenanter」外のテーブルでコーヒーを沸かし、残りのパンロールを食べました。店主は私の旅の話を聞き、ボトルを満たしてくれ、温かい言葉をかけてくれました。
帰路と振り返り
バス停へ戻る途中、道路脇のゴミを数点拾い、24時間以内にオフィスへ戻りました。全ての疑問に答えることはできませんでしたが、自然と意図的に向き合うことで多くの価値を得られました。自分は大きな物語の中の小さな一部ですが、敬意を持って行動すればその物語にプラスの影響を与えることができると実感しました。




