タイでのムエタイと料理体験
ニューヨークのシェフ、マーク・メイヤーは、シーズン感覚とローカル食材へのこだわりで長年注目を集めてきました。今回、タイ料理への興味とムエタイ(タイ式キックボクシング)への情熱を胸に、現地での実践に挑みます。
バンコクでの出発
ニューヨークのレストラン Cookshop、Hundred Acres、Five Pointsの合間に、私は長年ムエタイを鍛えてきました。5ポイント・アカデミーのオーナーがタイへの渡航を手配し、ドライバーまで用意してくれたおかげで、バンコク経由で北部のランパーンへ向かうことに。
マスター・バークレルクとプーク夫人。
バンコクでは、1泊だけの短い滞在。乾燥した1月の朝、渋滞の合間に川船で市内を巡り、王宮や市場を散策しました。夜は屋台でスパイシーなエビとココナッツミルクのスープを堪能。
マークの初めてのタイ料理。
川沿いの風景。
ランパーンでの滞在
バンコクから約1時間のフライトで到着したのは、人口約6万人のランパーン。そこでは、元ムエタイチャンピオンのマスター・バークレルクと、屋台レストランを営むプーク夫人が私を迎えてくれました。
滞在中のスケジュールはシンプルです。朝8時と夕方5時のムエタイトレーニング、残りの時間は料理レッスンに充てました。

市場は屋根付きのオープンエア。氷を運ぶ自転車車、束ねられたハーブ、ココナッツをミルクにするミル、活気あるベンダーたちが並びます。
購入した食材は、チリ、ライム、バジル、ニンニク、鶏肉、ショウガなどを石臼でペーストに。5品のカリキュラムは、グリーンカレー、レッドカレー、スパイシーエビスープ、パッタイ、グリーンパパイヤサラダです。
シンプルで完璧な食事。
料理は技術よりも素材の組み合わせが鍵。西洋料理のように時間をかけたテクニックは求められず、むしろ新鮮なハーブとスパイスの相性が重要です。
タイ流ミゼンプラス。
トレーニングは、スタンスや腕の位置、打撃のリズムを徹底的に磨く内容。ジムには子どもからプロまで幅広い層が在籍し、父子で練習する光景も見られました。
グリーンパパイヤサラダの準備。
10日間という短い期間でしたが、ムエタイとタイ料理という二つの世界を同時に体感できたことは、何ものにも代えがたい経験となりました。
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