インド・ケララ州のアーユルヴェーダ料理ツアー体験記
旅のコンセプトと概要
私が理想とする長期旅行は、広範囲・本格的・学びがある・贅沢の四要素を同時に満たすことです。その基準でオーストラリア・パースやフランス・パリ、南アフリカ・シュワルツマン峠などを訪れました。インドは長年行きたかった国でしたが、ヨガリトリートやバックパッカーの定番コースでは満足できませんでした。そこで出会ったのが、Route to Indiaが主催する『ケララ州料理ツアー』です。
ツアーの特徴
ツアーオーガナイザーであり講師のナリニ・メータさんは、アーユルヴェーダ料理に特化しています。旅行はケララ州内の5か所を巡り、プロのシェフや料理教師からの実地レッスン、山岳や海岸の自然散策、そしてCGHグループが運営する高級リゾートでの宿泊が含まれます。
コーチンでの料理教室
港町コーチンでは、著名な料理教師ナニ・ポールさんの空き家バンガローでレッスンを受講。ポールさんは『660カレー』で紹介されたレシピの作者でもあり、ベジタリアン料理とエビのカレーを教えてくれました。広々としたキッチンと自慢のハーブ園を見学し、レシピブックを持ち帰りました。「生徒の心に宝物を残す」ことが彼女の目標だそうです。
ムンナルでのローカル体験
ムンナルでは、ドライバーが案内した路肩のコーヒー小屋で、サリー姿の女性が薪火で飲み物と軽食を作ってくれました。コーヒーを飲みながら、畑から戻ってきた労働者たちがマラヤーラム語で雑談する様子を眺めました。女性に火で料理を教えてもらい、ココナッツとナッツを使った甘いトースト米シリアルを作ってもらい、新聞紙に包んで持ち帰りました。
現地の食材と調理法
南インド料理はココナッツオイルを多用し、北インドに比べて軽くマイルドな味わいです。トマトフルーツ、シーア魚、黒ひよこ豆を試食し、乾燥したカルダモンやシナモンの香りを嗅ぎました。バックウォーターのハウスボートでココナッツの実肉を削り取る体験も。朝食はイドリとサンバル、そしてドーナツ状のバタが提供されました。
リゾートでの特別料理
ココナッツ・ラグーン・リゾートでは、シェフが敷地内のバナナの木を伐採し、幹の中心部(バナナハート)を調理してくれました。地元の定番料理「トラン」(刻んだ野菜とココナッツの炒め物)も何度も味わいました。
マラリビーチでの寺院体験
マラリビーチでは、ブラーミン僧が火で大鍋の料理を作っているのを手伝う機会がありました。熱帯の暑さの中、甘いジャガイモの煮込みをかき混ぜ、コーヒーを差し入れしてくれた若い助手たちが通訳も務めました。偶然、寺院の年祭の日に遭遇し、数百人規模の祭礼に参加。カタカリ舞踊と花火を鑑賞し、作った料理を300人の参拝者と分かち合いました。
次回ツアー情報
次回のインド料理ツアーは2022年2月に開催予定です。宿泊と交通はパッケージに含まれますが、航空券は別途手配が必要です。
さらに知りたい方へ
インドのドーサの作り方を学びたい方は、FATHOMのポストカードをご参照ください。




