冒険の拠点を巡る
時には終点から始めることが必要です。今回の舞台は、シャトー・ドーエの上、ポワント・ド・クレイの山頂。無数の峰に囲まれ、暖かな九月の最後の光に包まれています。
山小屋の老人と眺望
アルプス小屋の老人は、登山経験を語りながら、手作りの小屋と広いテラスで、かつて自分が登った山々を指さしました。私たちは二時間のハイキングの末、ポワント・ド・クレイで草むらに座り、周囲の峰々に圧倒されました。計画外の登頂でしたが、夕日が色彩豊かに沈む瞬間、アルプス・ヴォード州で過ごした四日間の締めくくりとして、まさに完璧な結末でした。
レマン湖とミック・ホーン
スイス南西端のレマン湖(フランス語ではラ・レマン)は、スイスとフランスの両国で最大の湖です。この地域は、世界的冒険家ミック・ホーンが拠点を置く場所としても知られています。南アフリカ出身の彼は、ペルー・アンデスのアマゾン源流から大西洋までの7,000kmをたどり、北極圏を回って世界一周を果たしました。今は、ポワント・ド・クレイの麓にある絵のように美しい山岳村、シャトー・ドーエに暮らしています。
急流と自然プール
パイ・ド・エンオとコル・デ・モスの間を流れるホンラン川は、何世紀にもわたり氷冷の水で岩を磨き、滑らかな滑り台のような自然プールを作り出しています。私たちはガイドのギヨームに信頼し、7メートルの高さから飛び込みました。水は澄んで冷たく、日差しは峡谷にちらりと差すだけ。ウェットスーツとアドレナリンが体を温め、冒険のスリルを味わいました。
プラン・プラズ・ヴィア・フェラタ
レシンの上に設置された金属フックに足をかけ、危険と向き合う体験です。プロのクライマー、ファビアンは「初心者は恐怖を抱くが、頂上にたどり着くと喜びが倍増する」と語ります。私も最初は不安でしたが、足元のビームやロープブリッジを進むうちに高度への慣れと景色への感動が増し、最終的に「レシンの女王」になったような達成感を味わいました。
馬で巡る牧草地
アリアーヌという黒毛馬に乗り、レシンの草原を駆け抜けました。カメラクルーは距離を置きましたが、馬のリズムに合わせて乗馬することで、未知の感覚に挑戦しました。周囲には羊の群れが草を食み、壮大な山々が四方を取り囲む光景が広がります。スイスでは馬でアルプスの風景を楽しめる数少ない場所のひとつです。
氷河とチーズ体験
グイド・ギデッティと共にスケックス・ルージュから3,000m以上の標高へ。レディアル・デ・ディアブレレ(悪魔の角)へ向かう雪のコーニスを歩き、アイスアックスで足跡を刻みました。途中、ギイドは特産のエチヴァ・AOPチーズを差し出し、標高3,000mで食べるチーズの味わいは格別だと語ります。
グラベルバイクでの探索
アルマンと共に、ヴィラールスとレディアル・デ・ディアブレレを結ぶコル・ド・ラ・クロワの峠へ向かいました。彼は元プロサイクリストで、ツール・デ・フランスでも使用された道を熟知しています。砂利道や森林路、急勾配の登り、速い下りと、無限に広がるルートが冒険心を刺激します。
結び:冒険は終わりなき旅
再びポワント・ド・クレイに座り、夕日の美しさに言葉を失うと同時に、四日間で体験したすべての冒険が心に刻まれます。スイスでは、一つの冒険が終わるとすぐに次の冒険が待っています。




