ボネール島で学んだダイビング体験記
はじめに
深呼吸をして体がゆっくりと海底へと沈んでいくのを感じた。息を吸うたびに、子どもの手に乗ったヨーヨーのように浮かび上がる――。
「普通に呼吸して。」
インストラクターの言葉が頭に響く。底にいる白い底生魚が目を大きく開けて泳ぐ姿を見ながら、浮力コントロールの習得は深海恐怖の克服以上にダイビングの最大の課題だと実感した。

本当に潜っているのだろうか。水中での呼吸は驚くほど楽で、40フィート(約12メートル)の深さでもパニックはすっかり消えていた。
ダイビングへの不安と期待
サーフィン歴が長く、世界中の海を乗りこなしてきた自分が、なぜ水に対して恐怖心を抱くのか不思議だった。水中で呼吸できるという考えだけで胸が高鳴り、何度もスキューバの資格取得を先延ばしにしてきた。
Buddy Dive Resort での初日
経験豊富な友人たちとともに、ボネール島の Buddy Dive Resort に到着した。自分だけが初心者だったので、同じく初心者の仲間がいるかと密かに期待していた。最初の認定コースでボートダイビングに挑む不安は、酸素切れや浮上失敗、肺が破裂するといった過激なイメージが頭を駆け巡った――まさにドラマチックな恐怖だ。

インストラクターのデイビッドさんはすぐにその不安を払拭してくれた(感謝)。まずはプールで基本的なスキルを習得し、続いて4回のガイド付き岸壁ダイビングへと進んだ。Buddy Dive Resort は安全第一を掲げ、徹底したプロトコルを守っている。
プール練習
水没したマスクのクリア、レギュレーターの切替えなど、たった4フィート(約1.2メートル)の浅い水で練習しただけで自信がついた。余計な刺激はなく、安心感だけが残った。

岸壁ダイビング
ドックから飛び降り、BCD(浮力調整装置)がゆっくりと空気を抜く様子はスローモーションのように美しかった。ボネールのリーフは生き物で溢れ、サンゴの間からは小さな驚きが次々と現れ、魚の群れが悠々と通り過ぎた。気がつくと約50フィート(15メートル)まで潜っていた。
過去に聞いたインストラクターの無責任な話とは対照的に、デイビッドさんは根気強く指導してくれたので、常に安全で自分にできると感じられた。
資格取得とその先
その日は計3回のダイビングを行い、翌日も同様に2回潜って無事に認定を取得した。4日目には、クライン・ボネール近くの船上での2タンクダイビングに挑戦。ボネールでもトップクラスと称されるリーフで、パファーフィッシュやライオンフィッシュ、ターポン、ウナギなど多彩な海洋生物と出会ったが、最大のハイライトはカリブ海産のリーフイカ(カラフルなイカ)を間近で観察できたことだ。

ボネールは私の心の中で特別な場所となった。次回のダイビングが待ち遠しい。
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