ランドローバー G4 チャレンジ – ステージ3
序章:過酷なオーストラリアの山岳部
山頂から約500メートル手前でタイヤがパンクし、キャメルバックの中の等張性ジュースが空になったことに気付いた。私たちはオーストラリアで最も暑い地点、マーブルバー付近にいた。ここは100°F(37.8℃)を160日超える記録がある場所だ。マウント・ブルースを登っている最中、背後から追いかけてくる別チームがいた。気温は計り知れないほどで、山頂にたどり着くまでに再び走り下りる必要があり、ようやく水分を補給できるという過酷な序章だった。
チーム編成と最初のハンター
ステージは南アフリカでの成績に基づきチームが選ばれ、私はイタリア人選手のアルベルトとペアを組んだ。アルベルトは小柄で燃えるような情熱を持つ選手で、まさにイタリア女性の気質を体現していた。私たちの乗り物はレンジローバーで、カラサを出発点にGPSが示す最初の『ハンター』へ向かった。
GPSが左折し未舗装のトラックへ入れと指示したので従ったが、道は次第に泥沼へと変わり、硬い泥の上に湿った砂が隠れていた。アルベルトが運転しようとした瞬間、車は泥の硬い層を突き破り、ドアまで埋まってしまった。彼女は「スクーターしか運転したことがない」と答え、私はすぐに救出作業に取り掛かった。
支援車両で『スナッチトウ』を実施。硬い地面にいる支援車両から長いストラップをスタックしたまま前方に引っ張り、泥に埋まったレンジローバーを引き抜いた。車体は100マイル未満の走行距離だったが、泥の握りから解放され再び走行可能となった。
コメット金鉱山でのトラブル
次の課題はコメット金鉱山での地下下降だった。アルベルトが電子タイム記録装置(ディバー)を紛失し、坑道へ戻って再取得しなければならなかった。ナビゲーションに苦労しつつ、何度かのオフロード区間を乗り越え、オーストラリアの広大で美しい風景を楽しんだ。私のプレスリリースの一節を引用すると、"ここはこれまでで最も過酷な場所だ。アメリカでマイナス20度、アフリカのブッシュで1週間を経験したが、35度の熱と絶え間ないハエにエネルギーが吸い取られる"。
カリジニ国立公園でのリモートマキシマイザー
ステージのリモート区間はカリジニ国立公園(ポート・ヘッドランド西南)で行われた。ラインコースはバイク走行、ノックス渓谷へのランニング、泳ぎ、岩礁のクライミング、カヤックの搬送と続く。渓谷はまるで外野を切り裂いた大きなナイフのようで、切り取られた肉のように赤く乾いた岩肌が広がっていた。
このマキシマイザーは多くの競技者が道を外れ、特にオーストラリアのガイは途中で止まってしまい、周囲にヘビが多数いることに気付いた。アルベルトと私は岩礁を互いに助け合いながら登り、カヤックを運ぶのに苦戦したが、チームワークで乗り切った。
八十マイルビーチでの休息
ステージの終盤、八十マイルビーチ(ポート・ヘッドランドとブロームの間)で休息と撮影を行い、3週間ぶりのビールとバーベキューを楽しんだ。荒涼とした大地の中に潜む美しさに恋をしたと感じた。
シドニーでのアーバンマキシマイザー
シドニーでは早朝にボンドアイビーチでサーフィンレッスンを受け、続いてハーバーでのアーバンマキシマイザーに挑んだ。カヤックでシドニー湾を横切り、シドニー・ハーバーブリッジの足元で降りて徒歩で橋を渡り、周辺のランドマークを巡った。テレビ放送でのハイライトは、ヘリコプターのカメラが私を橋上で走る姿を捉え、シドニー湾全体とオペラハウスが一望できる映像だった。
最後はハーバー上の巨大なバージに設置されたオフロードコースで、ヘリコプターが撮影する中で走行し、シドニーでの挑戦を締めくくった。
次のステージへ
シドニーの空港で次のフライトに備え、太平洋を横断して米国西海岸へ向かう準備をした。結果はトップ8から外れたものの、まだ残りステージがあり、全てがまだ決まっていないことを実感した。




